トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker Object Transaction Monitor ユーザーズガイド

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2.4.4 アプリケーションプログラムの管理

TSCデーモンによるサーバアプリケーションの登録と管理の流れを次の図に示します。

図2-8 TSCデーモンによるサーバアプリケーションの登録と管理の流れ

[図データ]

注※
クライアントアプリケーションおよびサーバアプリケーションには,管理元のTSCデーモンに加えて,接続対象のTSCデーモンがあります。接続対象のTSCデーモンは,リクエストを送受信するためのTSCデーモンです。
接続対象のTSCデーモンとして,管理元のTSCデーモンと同じTSCデーモンを選択することも,管理元のTSCデーモンとは異なるTSCデーモンを選択することもできます。

図中の番号に沿って,TSCデーモンの処理を説明します。

  1. サーバアプリケーションからの開始通知を受けて,TSCデーモンはサーバアプリケーションを登録し,管理を開始します。開始通知が発生するのは,tscstartprcコマンドを使用する場合はサーバアプリケーションプロセスの生成時です。tscstartprcコマンドを使用しない場合はinitServer()の発行時です。
  2. 管理中,サーバアプリケーションプロセスがあることをTSCデーモンはプロセスIDによって確認します。
  3. サーバアプリケーションからの終了通知を受けると,TSCデーモンはサーバアプリケーションが正常終了したものとして登録を削除し,管理を終了します。