Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

9.1.3 DBのテーブルに出力される障害情報

DBのテーブルに出力される情報からも,障害情報を取得できます。

通信サーバfor Billerは,DBの電文履歴格納用テーブルに,通信サーバfor BillerとMPNセンタとの間で送受信した電文の履歴を格納しています。また,障害情報格納用テーブルに,電文履歴として取得されないで破棄される不正電文情報を格納しています。これらの情報から,障害の内容を調査できます。

また,不正電文情報を格納すると,情報メッセージを表示します。次の条件に一つでも該当する電文の情報を,不正電文情報として格納します。この表を基に,障害情報を解析してください。

表9-3 不正電文情報を取得するタイミングとその条件

不正電文情報を取得するタイミング 不正電文情報となる電文条件
MPNセンタからの依頼電文受信直後
  • 電文長が173バイト以下,または10,160バイト以上の場合
  • 電文種別コード,または収納機関コードが不正の場合
収納業務プログラム応答直後
  • 制御ヘッダー部の長さが97バイト以下の場合
  • 電文長が168バイト以下,または10,160バイト以上の場合
  • 電文形式が不正の場合
  • 電文属性が不正の場合
  • ビットマップ部が不正の場合
  • コード変換ができない項目があった場合

注※
照会応答電文,または取消応答電文だけの条件です。

電文履歴格納用テーブルに格納する情報の詳細については,「表5-2 電文履歴格納用テーブルの形式」を参照してください。また,障害情報格納用テーブルに格納する情報の詳細については,「表5-9 障害情報格納用テーブルの形式」を参照してください。