Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller
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HA構成の場合,系切り替えをするため,現用系,および予備系のシステムで同じ定義内容にする必要があります。また,HAモニタの定義のほかに,OpenTP1,HiRDB,および通信サーバシステム定義でも,HA構成用の定義項目があります。
クラスタ構成の場合,各通信サーバのシステム定義で,クラスタ構成用の定義項目があります。各通信サーバで異なる値を定義する項目,および負荷の状況に合わせた電文の振り分けを実現する定義項目について説明します。
- 各通信サーバで異なる値を定義する項目
- 通信サーバシステム定義の次の定義項目については,クラスタ構成の各通信サーバで異なる値を定義する必要があります。
- 共通定義の「CENTER_CODE」
- 通信サーバfor Biller共通定義の「TARGET_HOST」,および「CHANNEL_NAME」
- 負荷の状況に合わせた電文の振り分けを実現する定義項目
- クラスタ構成で必ず定義する項目のうち,通信サーバシステム定義の次に示す定義項目で,負荷の状況に合わせた電文の振り分けが実現できます。
- 通信サーバfor Biller共通定義の「CLUSTER_MODE=Y」
- 収納業務プログラム共通定義の「RPC_KIND=CALL」
- 負荷の状況に合わせた電文の振り分けについて,クラスタ構成ではない場合と比較して次に示します。
図4-5 負荷の状況に合わせた電文の振り分け(クラスタ構成)
![[図データ]](FIGURE/ZBL04005.GIF)
- CLUSTER_MODE=Yで,業務電文受信CUP,および業務系SPP間,RPC_KIND=CALLで,業務系SPP,および収納業務プログラム間の電文の振り分けを実現しています。負荷の状況に合わせて電文を振り分けることで,システムの可用性を高められます。
- そのため,クラスタ構成の場合,RPC_KIND=CALLを推奨します。ただし,環境に合わせてRPC_KIND=CALLTOにしたり,また,クラスタ構成ではない場合も,収納業務プログラムを複数作成することで,RPC_KIND=CALLにしたりすることができます。
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