Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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1.5.1　通信サーバfor Billerのプロセス構造

通信サーバfor Billerのプロセス構造を次に示します。

図1-6　プロセス構造

[図データ]

次に，各プロセスについて説明します。これ以外の機能は，コマンドとして提供しています。

表1-2　プロセスの概要

ソフトウェア プロセス 説明
通信サーバfor Biller 制御系プロセス プロセス監視デーモン 共通ソフトウェア，および監視プロセスのプロセスダウンを検知します。
監視プロセス OpenTP1監視プロセス OpenTP1のダウンを検知します。
制御電文受信CUP監視プロセス 制御電文受信CUPのダウンを検知します。
業務電文受信CUP監視プロセス 業務電文受信CUPのダウンを検知します。
SPP障害監視プロセス 業務系プロセス，および収納カウンタ取得SPPがダウンして再起動できない状態になったことを検知します。
制御電文受信CUP MPNセンタから送信される制御電文を受信します。また，受信した電文種別に従って，開閉局を制御します。
収納カウンタ情報取得SPP MPNセンタが保有する収納カウンタ情報を取得します。
業務系プロセス 業務電文受信CUP MPNセンタから送信される業務電文を受信します。また，受信した電文種別に該当するサービスを呼び出します。
収納業務受付SPP 収納業務プログラムからの呼び出しで，DB内の各情報の登録，更新などを行います。
照会SPP 各収納機関に対応した照会サービスに必要な電文をMPNセンタとの間で送受信します。照会サービスは，利用者から収納情報の照会依頼があったときに，収納機関で収納情報を照会し，MPNセンタを通して利用者にその収納情報を返信するサービスです。
消込SPP 各収納機関に対応した消込サービスに必要な電文をMPNセンタとの間で送受信します。消込サービスは，利用者が料金，税金などを支払ったときに，その収納情報の消込依頼を収納機関で受け，消込結果を利用者に返信するサービスです。
再送確認SPP MPNセンタに要求された収納情報が消込済みかどうかを判定し，消込済みでない場合に，消込情報をDBに書き込みます。
取消SPP 各収納機関に対応した取消サービスに必要な電文をMPNセンタとの間で送受信します。取消サービスは，消込済みの収納情報を消込前の状態（料金を支払う前の状態）に戻すサービスです。
OpenTP1 通信サーバfor Billerの各プロセスの動作に必要な基盤機能を提供します。
共通ソフトウェア MPNセンタとの間で，電文またはファイルの送受信をします。
HiRDB 通信サーバfor BillerのDBです。通信サーバfor Billerの各プロセスで取得した情報や電文履歴などが格納されます。

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