2.3.99 ProxyErrorOverride
バックエンドサーバからのレスポンスがエラーのステータスコードであった場合にレスポンスを上書きするかどうかを指定します。
説明
バックエンドサーバからのステータスコードが400番台または500番台の場合、レスポンスヘッダーとレスポンスボディーをオーバーライドします。その結果、リバースプロキシーはバックエンドサーバからのレスポンスではなく、自身が生成したレスポンスをクライアントに返します。
なお、リバースプロキシーを使用するには、次のモジュールの組み込みが必要です。
-
mod_proxyモジュール
LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
-
mod_proxy_httpモジュール
LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so
書式
ProxyErrorOverride {On|Off}
指定できる値
- On
-
バックエンドサーバからのステータスコードが400番台または500番台の場合、レスポンスヘッダーとレスポンスボディーをオーバーライドします。
- Off
-
レスポンスヘッダーとレスポンスボディーをオーバーライドしません。
デフォルト値
- 定義項目の省略
-
Off
記述できる場所
httpsd.conf、<VirtualHost>
記述例
ProxyErrorOverride On
バックエンドサーバからのステータスコードが400番台または500番台の場合、リバースプロキシーが生成したレスポンスをクライアントに返します。