Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスUNIX®用)


4.2.1 car_tar_gz

coreアーカイブ機能

書式

car_tar_gz [-i 実行ファイル名] [-f] [-s|-S] [coreファイル名] >
    出力ファイル名

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/jdk/jre/bin/

機能

coreファイルと関連するライブラリーなどをまとめて、1つのアーカイブファイルに出力します。car_tar_gzコマンドは、gzipコマンドを使用して圧縮します。

引数

-i 実行ファイル名

実行ファイル名を指定します。

-f

パス名付きでライブラリーなどのファイルを取得します。

-s

出力するアーカイブファイルのサイズ(単位:バイト)を報告します。

この場合、アーカイブファイルは出力しません。

-S

アーカイブファイルを作成するための、シェルスクリプトを出力します。

このオプションを指定する場合、出力ファイル名には、シェルスクリプト名を指定してください。 出力されたシェルスクリプトを実行すると、アーカイブファイルが出力されます。

coreファイル名

coreファイル名を指定します。

デフォルト値:core

出力ファイル名

アーカイブファイル、またはシェルスクリプトのファイル名を指定します。

入力例

アーカイブファイルを作成する場合

car_tar_gz -f core.8326 > corefile.tar.gz

アーカイブファイルのサイズを調べる場合

car_tar_gz -s core.8326

シェルスクリプトからアーカイブファイルを作成する場合

  1. シェルスクリプトを作成します。

    car_tar_gz -S core.8326 > collect_cores.csh

  2. シェルスクリプトに実行権を付与します。

    chmod +x ./collect_cores.csh

  3. シェルスクリプトを実行して、アーカイブファイルを作成します。

    ./collect_cores.csh > corefile.tar.gz

戻り値

戻り値

説明

0

正常終了しました。

1

異常終了しました。

出力メッセージ

次のメッセージを出力した場合、正常なアーカイブファイルは出力されません。

項番

エラーメッセージ

説明

1

usage: car_tar_gz [ -i executable-file ] [ -f ] [ -s | -S ] [ core-file ]

コマンドの引数が不正です。

2

car_tar_gz: inner error!

car_tar_gzコマンドの内部エラーです。

3

car_tar_gz: cannot create temporary name

一時的に使用するファイルが作成できません。カレントディレクトリーにある、ファイルcar_exec????0099)を削除するか、移動してください。

4

car_tar_gz: 〜 : file not found

ファイルが見つかりません。coreファイルおよび-iオプションで指定した実行ファイルを確認してください。

5

car_tar_gz: 〜 : not supported platform

サポートしていないOSです。

注意事項