3.2.2 httpsd
Webサーバの起動
書式
httpsd [[-d ディレクトリー] [-f ファイル名] [-R ディレクトリー]|-v|-t] [-D HWS_OPTION_HWS2]
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/httpsd/sbin
機能
Webサーバを起動します。
デフォルト以外のhttpsd.confファイル名称を指定する場合またはサーバのルートディレクトリーやhttpsd.confファイルを指定して起動する場合に、この方法を使用します。
また、暗号化した秘密鍵を使ってSSLを利用する場合は、起動時に秘密鍵のパスワード入力要求があります。
実行権限
スーパーユーザーまたは一般ユーザー
前提条件
PRFデーモンが起動している必要があります。
環境変数
-
LD_LIBRARY_PATH(Linux)
Application Serverインストールディレクトリー/common/PRF/libを指定してください。
-
LIBPATH(AIX)
Application Serverインストールディレクトリー/common/PRF/libを指定してください。
-
PRFSPOOL
PRFデーモンの実行環境ディレクトリーを設定します。
-
TZ
タイムゾーンを設定します。日本標準時の場合はJST-9を指定します。
引数
- -d ディレクトリー
-
ServerRootディレクティブが設定ファイルに指定されていない場合の、デフォルト値を指定できます。
- -f ファイル名
-
httpsd.confファイルを指定できます。絶対パスまたはServerRootディレクティブの指定値からの相対パスで指定します。
- -R ディレクトリー
-
DSO実行ライブラリーが格納されているディレクトリーを絶対パスで指定します。
- -v
-
バージョン情報を表示します。このオプションを指定した場合は、Webサーバは起動しません。
- -t
-
設定ファイルの文法チェックをします。文法エラーがあると、画面にエラーメッセージを表示します。このオプションを指定した場合は、Webサーバは起動しません。
- -D HWS_OPTION_HWS2
-
Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)、またはAIX V7.1で、SSL機能を使用する場合に指定します。その他のプラットフォームやSSL機能を使用しない場合は、指定しないでください。
起動確認方法
Webサーバの起動を確認するには、制御プロセスを確認してください。プロセス名(実行プログラム名)は、httpsdです。
また、Webサーバを起動したあと、エラーログにAH00163のメッセージが出力されていることを確認してください。
再起動方法
killコマンドでWebサーバを再起動できます。
kill {-HUP|-USR1} `cat PidFileディレクティブ指定値`
- -HUP
-
httpsdctlコマンドのrestartに相当する再起動をします。
- -USR1
-
httpsdctlコマンドのgracefulに相当する再起動をします。
- PidFileディレクティブ指定値
-
PidFileディレクティブで指定した値(ファイル名)を指定します。
終了方法
httpsdコマンドでWebサーバを起動した場合、次に示すコマンドを実行してプロセスを終了し、Webサーバを停止してください。
kill {-TERM|-USR2} `cat PidFileディレクティブ指定値`
- -TERM
-
httpsdctlコマンドのstopに相当する停止をします。
- -USR2
-
httpsdctlコマンドのgracefulstopに相当する停止をします。