2.18.1 create-custom-resource
カスタムリソースの作成
書式
asadmin [asadmin-options] create-custom-resource [--help] --restype type --factoryclass classname [--enabled={true|false}] [--description text] jndi-name [--target target]
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
create-custom-resourceサブコマンドは、カスタムリソースを作成します。カスタムリソースは、javax.naming.spi.ObjectFactoryインターフェースを実装するサーバ全体のカスタムリソースのオブジェクトファクトリーを指定します。
カスタムリソースの作成後は、Java EE Serverを再起動してください。
このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。
前提条件
-
ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。
引数
- --help | -?
-
このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。
- --target target
-
作成するカスタムリソースの対象を指定します。
リソースは常にドメイン全体に対して作成されますが、リソースのresource-refは指定した対象に対してだけ作成されるため、リソースがドメインで定義されても、リソースは指定した対象だけで使用できるようになります。複数の対象でリソースを参照する場合は、create-resource-refサブコマンドを使用します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
server
ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。
-
domain
ドメインを対象とします。
-
cluster_name
指定した名称のクラスターを対象とします。
-
instance_name
指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。
デフォルト値:server
-
- --restype type
-
作成するカスタムリソースのタイプを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
カスタムリソース型
デフォルト値:なし
-
- --factoryclass classname
-
カスタムリソースのファクトリークラス名を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
javax.naming.spi.ObjectFactoryインターフェースを実装するクラスの名称
デフォルト値:なし
-
- --enabled={true|false}
-
カスタムリソースをランタイムに有効にするかどうかを確認します。
型:Boolean
指定できる値を次に示します。
-
true
-
false
デフォルト値:true
-
- --description text
-
カスタムリソースの詳しい説明文を記述します。説明文の長さは最大250文字です。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
テキストでの説明
デフォルト値:なし
-
- jndi-name
-
このリソースのJNDI名を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
JNDI名
デフォルト値:なし
-
使用例
次の例では、instance1という名称のサーバインスタンスに、カスタムリソースを作成します。
asadmin create-custom-resource --target instance1 --restype topic --factoryclass com.imq.topic mycustomresource
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |