Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスUNIX®用)


2.8.5 enable

コンポーネントの有効化

書式

asadmin [asadmin-options] enable [--help]
    [--target target] component_name

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

enableサブコマンドは、指定したデプロイ済みコンポーネントを有効にします。コンポーネントがすでに有効である場合には、再度有効化されます。デプロイされていない場合、エラーメッセージが返ります。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--target target

有効にするコンポーネントの対象を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • server

    ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。

  • domain

    ドメインを対象とします。

  • cluster_name

    指定した名称のクラスターを対象とします。

  • instance_name

    スタンドアロンのサーバインスタンス、もしくは、クラスター内のサーバインスタンスを単体で、対象とします。

デフォルト値:server

component_name

オプションのバージョンIDを含むコンポーネントの名称を指定します。IDはコロン(:)で区切って名称に続けます。

バージョンIDの先頭は、文字か数字である必要があります。使用できる文字は、英数字のほかに、アンダースコア(_)、ハイフン(-)およびピリオド(.)です。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • コンポーネント名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、instance1という名称のサーバインスタンス上の、無効になっているsampleAppという名称のコンポーネントを有効にします。

asadmin enable --target instance1 sampleApp

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。