Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスUNIX®用)


2.5.2 create-node-ssh

SSHが有効なノードの作成

書式

asadmin [asadmin-options] create-node-ssh [--help]
    --nodehost node-host [--installdir as-install-parent]
    [--nodedir node-dir] [--sshport ssh-port] [--sshuser ssh-user]
    [--sshkeyfile ssh-keyfile] [--force={false|true}]
    node-name

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

create-node-sshサブコマンドは、SSHを介した通信が有効なノードを作成します。

ノードとは、Application Serverがインストールされたホストのことを示します。ノードは、サーバインスタンスが常駐するホストごとに必要です。

ドメイン管理サーバは、SSHコネクター経由でSSHノードのホストと通信して、ノードに常駐するサーバインスタンスを管理します。しかし、ドメイン管理サーバは、すべてのasadminサブコマンドをローカルで実行できるため、SSHコネクターを使用しないでドメイン管理サーバが稼働するホストと通信します。

このサブコマンドは、リモートモードだけサポートします。

SSH経由でホストと通信できない場合でも、ドメイン管理サーバの設定内にノードを強制的に作成するには、--forceオプションにtrueを設定します。

前提条件

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

ノードは、サーバインスタンスが常駐するホストごとに必要です。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--nodehost node-host

ノードが示すホストの名前を指定します。ホスト名は、必ず指定してください。指定しない場合は、エラーが発生します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ノードのホスト名

デフォルト値:なし

--installdir as-install-parent

Application Serverインストールディレクトリー/javaeeの絶対パスを指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • Application Serverインストールディレクトリー/javaeeの絶対パス

デフォルト値:ドメイン管理サーバのApplication Serverインストールディレクトリー/javaeeディレクトリー。

--nodedir node-dir

ノードに作成されたサーバインスタンスを格納するディレクトリーへのパスを指定します。相対パスを指定した場合、パスはインストール時のディレクトリーからの相対になります。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • サーバインスタンスを格納するディレクトリーへのパス

デフォルト値:Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/nodes

--sshport ssh-port

このノードのホストへのSSHコネクションに使用するポートを指定します。--nodehostオプションにlocalhost-domainが設定されている場合、--sshportオプションは無視されます。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 165535

デフォルト値:22

--sshuser ssh-user

SSH経由でホストに接続するプロセスを実行する、このノードのホスト上のユーザーを指定します。このユーザーのSSH秘密鍵ファイルをドメイン管理サーバが確実に読み込めるようにするには、ドメイン管理サーバのプロセスを実行中のユーザーを指定します。--nodehostオプションにlocalhostドメインが設定されている場合、--sshuserオプションは無視されます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • sshuser名

デフォルト値:ドメイン管理サーバのプロセスを稼働中のユーザー

--sshkeyfile ssh-keyfile

--sshuserオプションに指定されたユーザーのSSH秘密鍵ファイルへの絶対パスを指定します。このファイルは、ノードのホスト上にあるSSH化されたデーモンへの認証に使用されます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ユーザーのSSH秘密鍵ファイルへのパス

デフォルト値:このサブコマンドを実行しているホストにあるユーザーの.sshディレクトリー内のキーファイル。

ユーザーの.sshディレクトリーに複数のキーファイルがある場合、このサブコマンドは次の優先順序で使用します。

  1. id_rsa

  2. id_dsa

  3. identity

--force={false|true}

ノードのパラメーターの検証に失敗した場合でも、ノードがドメイン管理サーバの設定に作成されるかどうかを指定します。

ノードのパラメーターを検証するには、ドメイン管理サーバは、SSH経由でノードのホストと通信できる必要があります。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    ノードのパラメーターの検証に失敗した場合でも、ノードは作成されます。

  • false

    ノードのパラメーターの検証に失敗した場合、ノードは作成されません。

デフォルト値:false

node-name

ノード名を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ノード名

名称は、次の条件を満たす必要があります。

ASCII文字だけで構成する。

文字、数字、またはアンダースコアで開始する必要があります。

次の文字だけを使用すること。

  • 小文字

  • 大文字

  • 数字

  • ハイフン

  • ピリオド

  • アンダースコア

マシン内で一意である必要があり、同一マシン上に作成されている別のノード名、クラスター名、指定されたJavaEEサーバの構成名、またはサーバインスタンスの名称と重複できません。

domain、server、またはJava EE Serverが予約したその他のキーワードは使用できません。

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、ノードを作成します。

asadmin create-node-ssh --nodehost adc.example.com --installdir /export/glassfish3 adc

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。