2.5.2 create-node-ssh
SSHが有効なノードの作成
書式
asadmin [asadmin-options] create-node-ssh [--help] --nodehost node-host [--installdir as-install-parent] [--nodedir node-dir] [--sshport ssh-port] [--sshuser ssh-user] [--sshkeyfile ssh-keyfile] [--force={false|true}] node-name
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
create-node-sshサブコマンドは、SSHを介した通信が有効なノードを作成します。
ノードとは、Application Serverがインストールされたホストのことを示します。ノードは、サーバインスタンスが常駐するホストごとに必要です。
ドメイン管理サーバは、SSHコネクター経由でSSHノードのホストと通信して、ノードに常駐するサーバインスタンスを管理します。しかし、ドメイン管理サーバは、すべてのasadminサブコマンドをローカルで実行できるため、SSHコネクターを使用しないでドメイン管理サーバが稼働するホストと通信します。
このサブコマンドは、リモートモードだけサポートします。
SSH経由でホストと通信できない場合でも、ドメイン管理サーバの設定内にノードを強制的に作成するには、--forceオプションにtrueを設定します。
前提条件
ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。
ノードは、サーバインスタンスが常駐するホストごとに必要です。
引数
- --help | -?
-
このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。
- --nodehost node-host
-
ノードが示すホストの名前を指定します。ホスト名は、必ず指定してください。指定しない場合は、エラーが発生します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ノードのホスト名
デフォルト値:なし
-
- --installdir as-install-parent
-
Application Serverインストールディレクトリー/javaeeの絶対パスを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
Application Serverインストールディレクトリー/javaeeの絶対パス
デフォルト値:ドメイン管理サーバのApplication Serverインストールディレクトリー/javaeeディレクトリー。
-
- --nodedir node-dir
-
ノードに作成されたサーバインスタンスを格納するディレクトリーへのパスを指定します。相対パスを指定した場合、パスはインストール時のディレクトリーからの相対になります。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
サーバインスタンスを格納するディレクトリーへのパス
デフォルト値:Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/nodes
-
- --sshport ssh-port
-
このノードのホストへのSSHコネクションに使用するポートを指定します。--nodehostオプションにlocalhost-domainが設定されている場合、--sshportオプションは無視されます。
型:Integer
指定できる値を次に示します。
-
1〜65535
デフォルト値:22
-
- --sshuser ssh-user
-
SSH経由でホストに接続するプロセスを実行する、このノードのホスト上のユーザーを指定します。このユーザーのSSH秘密鍵ファイルをドメイン管理サーバが確実に読み込めるようにするには、ドメイン管理サーバのプロセスを実行中のユーザーを指定します。--nodehostオプションにlocalhostドメインが設定されている場合、--sshuserオプションは無視されます。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
sshuser名
デフォルト値:ドメイン管理サーバのプロセスを稼働中のユーザー
-
- --sshkeyfile ssh-keyfile
-
--sshuserオプションに指定されたユーザーのSSH秘密鍵ファイルへの絶対パスを指定します。このファイルは、ノードのホスト上にあるSSH化されたデーモンへの認証に使用されます。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ユーザーのSSH秘密鍵ファイルへのパス
デフォルト値:このサブコマンドを実行しているホストにあるユーザーの.sshディレクトリー内のキーファイル。
ユーザーの.sshディレクトリーに複数のキーファイルがある場合、このサブコマンドは次の優先順序で使用します。
-
id_rsa
-
id_dsa
-
identity
-
- --force={false|true}
-
ノードのパラメーターの検証に失敗した場合でも、ノードがドメイン管理サーバの設定に作成されるかどうかを指定します。
ノードのパラメーターを検証するには、ドメイン管理サーバは、SSH経由でノードのホストと通信できる必要があります。
型:Boolean
指定できる値を次に示します。
-
true
ノードのパラメーターの検証に失敗した場合でも、ノードは作成されます。
-
false
ノードのパラメーターの検証に失敗した場合、ノードは作成されません。
デフォルト値:false
-
- node-name
-
ノード名を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ノード名
名称は、次の条件を満たす必要があります。
ASCII文字だけで構成する。
文字、数字、またはアンダースコアで開始する必要があります。
次の文字だけを使用すること。
-
小文字
-
大文字
-
数字
-
ハイフン
-
ピリオド
-
アンダースコア
マシン内で一意である必要があり、同一マシン上に作成されている別のノード名、クラスター名、指定されたJavaEEサーバの構成名、またはサーバインスタンスの名称と重複できません。
domain、server、またはJava EE Serverが予約したその他のキーワードは使用できません。
デフォルト値:なし
-
使用例
次の例では、ノードを作成します。
asadmin create-node-ssh --nodehost adc.example.com --installdir /export/glassfish3 adc
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |