2.2.4 jspc
JSPファイルの事前コンパイル
書式
jspc OPTION [--] jsp_files OPTION: [-webapp dir] [-help] [-v] [-d dir] [-l] [-s] [-p name] [-c name] [-mapped] [-die[#]] [-uribase dir] [-uriroot dir] [-compile] [-genclass] [-webinc file] [-webxml file] [-classpath path] [-xpoweredBy] [-trimSpaces] [-smap] [-dumpsmap] [-validate] [-compilerSourceVM jdk_release] [-compilerTargetVM jdk_release] [-ignoreJspFragmentErrors] [-disablePooling]
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
jspcコマンドは、コマンドラインでJSPファイルを事前にコンパイルできます。
JSPファイルは実行時に自動的にコンパイルされます。
実行権限
スーパーユーザー
ファイル
このツールは.jsp形式を入力にして、サーブレットを生成します。
引数
- jsp files
-
JSPページとして解析するファイルを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
JSPページとして解析するファイル名
デフォルト値:なし
-
- -webapp dir
-
Webアプリケーションが含まれるディレクトリーを指定します。指定したディレクトリー内のJSPページを再帰的に処理します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
Webアプリケーションが含まれるディレクトリー
デフォルト値:なし
-
- -help
-
このコマンドのヘルプテキストを表示します。
- -v
-
詳細情報を表示します。
- -d dir
-
出力ディレクトリーを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
出力ディレクトリー
デフォルト値:-Djava.io.tmpdir
-
- -l
-
処理に失敗したJSPページの名称を出力します。
- -s
-
処理に成功したJSPページの名称を出力します。
- -p name
-
対象パッケージの名称を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
パッケージ名
デフォルト値:org.apache.jsp
-
- -c name
-
対象クラスの名称を指定します。最初のJSPページにだけ適用されます。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
対象クラスの名称
デフォルト値:なし
-
- -mapped
-
JSP中の1行ごとにwrite()コールを生成します。
- -die[#]
-
致命的なエラー発生時にエラーリターンコード(#)を生成します。
デフォルト値:1
- -uribase dir
-
コンパイル時に相対URI参照の基準となるURI(ディレクトリー)を示します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ディレクトリー名称
デフォルト値:/
-
- -uriroot dir
-
Webアプリケーションを含んでいるディレクトリーを指定します。指定したディレクトリー内のJSPページを再帰的に処理します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ディレクトリー名
デフォルト値:なし
-
- -compile
-
生成したサーブレットをコンパイルします。
- -genclass
-
生成したサーブレットをコンパイルします。
- -webinc file
-
ファイル内に部分的なサーブレットマッピングを作成します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
パスを含むファイル名
デフォルト値:なし
-
- -webxml file
-
ファイル内に完全なweb.xmlを作成します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
Webアプリケーション名
デフォルト値:なし
-
- -classpath path
-
java.class.pathシステムプロパティーにクラスパスを追加します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
クラスパス
デフォルト値:なし
-
- -xpoweredBy
-
X-Powered-Byレスポンスヘッダーを追加します。
- -trimSpaces
-
アクションや指示子の間のテンプレートテキストからスペースを削除します。
- -smap
-
JSR45デバッグのSMAP情報を生成します。
- -dumpsmap
-
JSR45デバッグのSMAP情報をファイル内にダンプします。
- -validate
-
スキーマやDTDを使用して.tldファイルおよびweb.xmlファイルの妥当性をチェックします。
- -compilerSourceVM jdk_release
-
指定したJDKリリースとソース互換性を持たせます。
型:float
指定できる値を次に示します。
-
1.5または5
-
1.6または6
-
1.7または7
-
1.8または8
デフォルト値:1.5
-
- -compilerTargetVM jdk_release
-
指定したVMバージョンのクラスファイルを生成します。
型:float
指定できる値を次に示します。
-
1.5または5
-
1.6または6
-
1.7または7
-
1.8または8
デフォルト値:1.5
-
- -ignoreJspFragmentErrors
-
JSPフラグメントのコンパイルエラーを無視します。
- -disablePooling
-
カスタムタグプーリング機能を無効にします。
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
コマンドの実行に成功しました。 |
1 |
コマンドの実行中にエラーが発生しました。 |