Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


3.3.6 sslpasswd

パスワード付きサーバ秘密鍵のパスワードファイル作成

書式

sslpasswd サーバ秘密鍵ファイル名 パスワードファイル名

格納先

Application Serverインストールディレクトリー\httpsd\sbin

機能

パスワードによって保護されているサーバ秘密鍵を使用する場合、パスワードをあらかじめファイルに格納しておき、ディレクティブを設定することで、Webサーバ起動時のパスワード入力を省略できます。その手順を次に示します。

なお、Windows版Webサーバで、パスワードによって保護されているサーバ秘密鍵を使用する場合には、この手順は必須です。

  1. hwskeygenコマンドによって、パスワード付きのサーバ秘密鍵を作成します。

  2. sslpasswdコマンドによって、パスワードファイルを作成します。

  3. 作成したパスワードファイルを指定したSSLCertificateKeyPasswordディレクティブを、サーバ秘密鍵ファイルを指定したSSLCertificateKeyFileディレクティブとともにhttpsd.confに設定します。

  4. Webサーバを起動または再起動します。

パスワードファイルの内容の漏洩には注意する必要があります。サーバ秘密鍵の格納ディレクトリーに加え、パスワードファイルの格納ディレクトリーでも、ほかのユーザーからのアクセスを禁止するように、ディレクトリーパーミッションやファイルパーミッションの設定をしてください。

実行権限

管理者アカウント

引数

サーバ秘密鍵ファイル名

パスワードによって保護されたサーバ秘密鍵を指定します。

パスワードファイル名

パスワードファイルを出力するファイル名を指定します。

使用例

sslpasswd httpsdkey.pem .keypasswd

戻り値

戻り値

説明

0

正常終了

0以外

異常終了

注意事項