3.3.6 sslpasswd
パスワード付きサーバ秘密鍵のパスワードファイル作成
書式
sslpasswd サーバ秘密鍵ファイル名 パスワードファイル名
格納先
Application Serverインストールディレクトリー\httpsd\sbin
機能
パスワードによって保護されているサーバ秘密鍵を使用する場合、パスワードをあらかじめファイルに格納しておき、ディレクティブを設定することで、Webサーバ起動時のパスワード入力を省略できます。その手順を次に示します。
なお、Windows版Webサーバで、パスワードによって保護されているサーバ秘密鍵を使用する場合には、この手順は必須です。
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hwskeygenコマンドによって、パスワード付きのサーバ秘密鍵を作成します。
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sslpasswdコマンドによって、パスワードファイルを作成します。
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作成したパスワードファイルを指定したSSLCertificateKeyPasswordディレクティブを、サーバ秘密鍵ファイルを指定したSSLCertificateKeyFileディレクティブとともにhttpsd.confに設定します。
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Webサーバを起動または再起動します。
パスワードファイルの内容の漏洩には注意する必要があります。サーバ秘密鍵の格納ディレクトリーに加え、パスワードファイルの格納ディレクトリーでも、ほかのユーザーからのアクセスを禁止するように、ディレクトリーパーミッションやファイルパーミッションの設定をしてください。
実行権限
管理者アカウント
引数
- サーバ秘密鍵ファイル名
-
パスワードによって保護されたサーバ秘密鍵を指定します。
- パスワードファイル名
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パスワードファイルを出力するファイル名を指定します。
使用例
sslpasswd httpsdkey.pem .keypasswd
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常終了 |
0以外 |
異常終了 |
注意事項
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パスワードファイル名として、既存のファイル名は指定できません。
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Windows版のsslpasswdコマンドで作成したパスワードファイルは、UNIX版では使用できません。
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UNIX版のsslpasswdコマンドで作成したパスワードファイルは、Windows版では使用できません。