Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.11.2 create-system-properties

構成のほかの部分から参照できるシステムプロパティーの追加

書式

asadmin [asadmin-options] create-system-properties [--help]
    [--target target] [name=value[:name=value]...]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

create-system-propertiesサブコマンドは、サーバの各所から参照できる各システムプロパティーを追加または更新します。

Java EE Serverには、各トークン(システムプロパティー)を指定できるフックが用意されています。Java EE Serverには複数サーバ要素がないので、任意のレベルで特定のトークンを指定できます。ドメインが複数サーバをサポートするとき、優先原則が悪用されるおそれがあります。

ドメインが起動または再起動されるとき、すべてのsystem-property要素はSystem.setProperty()呼び出しによって解決され、Java VMで利用できるようになります(要素の名前と値は、対応する要素属性から抽出されます)。この機能は、Javaのコマンドラインを使用して、要素を-Dパラメーターとして送信する機能に類似しています。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--target target

作成するシステムプロパティーの対象を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • server

    ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。

  • domain

    ドメインを対象とします。

  • configuration_name

    指定した名称の構成を対象とします。

  • cluster_name

    指定した名称のクラスターを対象とします。

  • instance_name

    指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。

デフォルト値:server

name=value[:name=value]...

指定した対象に追加するシステムプロパティーのプロパティー名と値のペアを指定します。

複数システムプロパティー記述する場合コロン(:)で区切る必要があります。コロン(:)がシステムプロパティーの名前や値に含まれる場合、円記号(\)でエスケープする必要があります。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • システムプロパティーのプロパティー名と値のペア

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、myserverという名称のサーバインスタンス上に、HTTPリスナーに関連したシステムプロパティーを作成します。

asadmin create-system-properties --target myserver http-listener-port=1088

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。

注意事項

このコマンドのオプションに次のシステムプロパティーを指定しないでください。Message Queueのログの設定(config.properties)に影響を与えます。