Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.11.1 create-jvm-options

Java VMオプションの作成

書式

asadmin [asadmin-options] create-jvm-options [--help] [--target target]
    [--profiler={true|false}]
    option-name[=option-value][:option-name[=option-value]]...

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

create-jvm-optionsサブコマンドは、Java EE Serverが起動されるときに、Java VMに渡されるコマンドラインの各オプションを作成します。このサブコマンドで作成されるオプションは、Java EE Serverで事前設定されているオプションに追加されます。

Java VMのオプションは、Java構成(domain.xmlファイルのprofiler要素/java—config要素)に格納されます。domain.xmlファイルのprofiler要素、java-config要素に表示される順序でオプションはコマンドラインに送られます。

このサブコマンドを使用して次のタイプのオプションを作成できます。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

ドメイン管理サーバのJava VMオプションに不適切な値を指定した場合、ドメイン管理サーバが起動しないで、ドメインの再構築が必要になることがあります。このような事態を避けるために、ドメイン管理サーバのJava VMオプションを変更するときには、あらかじめ、backup-domainコマンドを使用してドメインのバックアップを採取しておくことをお勧めします。

前提条件

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

ファイル

Java VMの各オプションは、Java構成(domain.xmlファイルのprofiler要素/java—config要素)に格納されます。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--target target

作成するJava VMオプションの対象を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • server

    ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。

  • configuration_name

    指定した名称の構成を対象とします。

  • cluster_name

    指定した名称のクラスターを対象とします。

  • instance_name

    指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。

デフォルト値:server

--profiler={true|false}

Java VMオプションがプロファイラー用かどうかを指定します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:false

option-name[=option-value][:option-name[=option-value]]...

オプションを指定します。複数の場合は、コロン(:)で区切ります。

オプションの形式は、次のとおりです。

オプションに名前と値がある場合は、形式はoption-name=valueです。

オプションが名前だけの場合は、形式はoption-nameです。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • jvm-option名、または値を持つ名称

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、instance1という名称のサーバインスタンスに、Java VMオプションを作成します。

asadmin create-jvm-options --target instance1 -Dunixlocation=/root/example:
-Dvariable=\$HOME:-Dwindowslocation=d\:\\sun\\appserver:-Doption1=-value1

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。

注意事項

このコマンドのオプションに次のシステムプロパティーを指定しないでください。Message Queueのログの設定(config.properties)に影響を与えます。