2.8.8 list-applications
デプロイ済みアプリケーションの一覧表示
書式
asadmin [asadmin-options] list-applications [--help] [--long={false|true}] [--resources] [--subcomponents] [--type type] [target]
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
list-applicationsサブコマンドは、デプロイされたJava EEアプリケーションと各アプリケーションの種類を一覧表示します。複数のバージョンのモジュールまたはアプリケーションがデプロイされている場合、このサブコマンドはすべてのバージョンを一覧表示します。
--typeオプションが指定されていない場合、すべてのアプリケーションが一覧表示されます。--typeオプションを指定する場合、種類を指定する必要があります。
このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。
前提条件
ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。
引数
- --help | -?
-
このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。
- --long={false|true}
-
trueを指定した場合、一覧表示される各モジュールまたはアプリケーションが有効になっているかどうかが表示されます。
型:Boolean
指定できる値を次に示します。
-
true
-
false
デフォルト値:false
-
- --resources
-
各アプリケーションのアプリケーションスコープのリソースを一覧表示します。
--subcomponentsオプションも使用した場合、アプリケーション内のコンポーネントごとにアプリケーションスコープのリソースを一覧表示します。
- --subcomponents
-
各アプリケーションのサブコンポーネントを一覧表示します。
一覧表示されるサブコンポーネントはアプリケーションの種類によって異なります。例えば、Java EEアプリケーション(EARファイル)ではモジュールが一覧表示されます。WebアプリケーションではサーブレットとJSPページが一覧表示されます。EJBモジュールではEJBサブコンポーネントが一覧表示されます。
- --type type
-
一覧表示するアプリケーションの種類を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
application
-
appclient
-
connector
-
ejb
-
web
-
webservice
デフォルト値:なし(すべてのアプリケーションが一覧表示されます)
-
- target
-
このサブコマンドを実行する対象を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
server
ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。
-
domain
ドメインを対象とします。
-
cluster_name
指定した名称のクラスターを対象とします。
-
instance_name
指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。
デフォルト値:server
-
使用例
次の例では、Webアプリケーションを一覧表示します。
asadmin list-applications --type web
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |
注意事項
Java EE Serverで提供しているGUIやオンラインヘルプがこのコマンドの結果として表示されます。これらは製品の動作に必要なアプリケーションのため、アンデプロイなどの操作をしないでください。
__internal_adminをアンデプロイしてしまった場合、Administration Consoleにアクセスできなくなります。回復するためには、コマンドプロンプトから手動で次のコマンドを実行してください。
asadmin deploy --name __internal_admin --contextroot admin "Application Serverインストールディレクトリー\javaee\glassfish\admin\admin"
__internal_manualをアンデプロイした場合には、GUIのオンラインヘルプやメッセージIDが表示されなくなります。回復するためには、コマンドプロンプトから手動で次のコマンドを実行してください。
asadmin deploy --name __internal_manual --contextroot manual "Application Serverインストールディレクトリー\common\docs"