Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.8.2 delete-application-ref

アプリケーション参照の削除

書式

asadmin [asadmin-options] delete-application-ref [--help]
    [--target target] [--cascade={false|true}] reference_name

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

delete-application-refサブコマンドは、クラスターまたはクラスター構成ではないサーバインスタンスから、アプリケーション参照を削除します。これによって、アプリケーション要素は対象のインスタンス上またはクラスター上でアンデプロイされ、使用できなくなります。

このサブコマンドを実行するとき、クラスターを構成する対象のインスタンスが、実行中または使用できる状態である必要はありません。

1つ以上のインスタンスが使用できない場合、それらのインスタンスは次回の起動時にアプリケーションをロードしなくなります。

アプリケーション参照を削除しても、アプリケーションがドメインから削除されることはありません。アプリケーションを削除できるのはundeployサブコマンドだけです。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストが表示されます。

--target target

削除するアプリケーション参照の対象を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • server

    ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。

  • cluster_name

    指定した名称のクラスターを対象とします。

  • instance_name

    指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。

デフォルト値:server

--cascade={false|true}

リソースアダプターアーカイブに関し、モジュールに依存するリソースも再帰的に削除するかどうかを指定します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:false

reference_name

次に示すアプリケーションまたはモジュールの名称を指定します。

  • Java EEアプリケーションアーカイブ

  • Webモジュール

  • EJBモジュール

  • リソースアダプターアーカイブ

  • アプリケーションクライアントのモジュール

  • ライフサイクルモジュール

型:String

指定できる値を次に示します。

  • アプリケーション名、またはモジュール名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、クラスター構成ではないサーバインスタンスNewServerから、WebモジュールMyWebAppへのアプリケーション参照を削除します。

asadmin delete-application-ref --target NewServer MyWebApp

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。