Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.8.1 create-application-ref

アプリケーション参照の作成

書式

asadmin [asadmin-options] create-application-ref [--help]
    [--target target] [--virtualservers virtual_servers]
    [--enabled={true|false}] reference_name

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

create-application-refサブコマンドは、クラスターまたはクラスター構成ではないサーバインスタンスからすでにデプロイされているアプリケーション(Java EEアプリケーション、Webモジュール、Enterprise Beanモジュール)への参照を作成します。

これによってアプリケーション要素が実際にデプロイされ、ターゲットのインスタンスまたはクラスターで使用できるようになります。

対象のインスタンスやクラスターのインスタンスが、起動していなかったり、使用できなくても、このサブコマンドは正常に実行されます。1つ以上のインスタンスがアプリケーション参照を作成できない場合、これらのインスタンスは次の起動時にアプリケーション要素を受け取ります。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--target target

作成するアプリケーション参照の対象を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • server

    ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。

  • cluster_name

    指定した名称のクラスターを対象とします。

  • instance_name

    指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。

デフォルト値:server

--virtualservers virtual_servers

コンマ区切りの仮想サーバIDリストをデプロイ先に指定します。このオプションはWeb モジュール(スタンドアロンまたはJava EE アプリケーション内のどれか)にだけ適用されます。このオプションを指定しない場合、アプリケーションは管理対象サーバ、__asadmin以外のすべての仮想サーバにデプロイされます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • 指定したコンマ区切りの仮想サーバIDリストの名称

デフォルト値:なし

--enabled={true|false}

アプリケーションを有効にする(ロードする)必要があるかどうかを示しますこの値は、アプリケーションがグローバルレベルで有効な場合にだけ有効になります。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:true

reference_name

アプリケーション名またはモジュール名を指定します。次のものが含まれます。名称にはオプションでバージョン識別子を入れることができます。この場合、名称の後にコロン(:)で区切って追加します。次に示すアプリケーション名またはモジュール名を指定できます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • JavaEEアプリケーション

  • Webモジュール

  • EJBモジュール

  • リソースアダプターアーカイブ

  • アプリケーションクライアントのモジュール

  • ライフサイクルモジュール

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、クラスター構成ではないサーバインスタンス上のWebモジュールMyWebAppへのアプリケーション参照を作成します。

asadmin create-application-ref --target NewServer MyWebApp

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。