2.6.6 create-prf
PRFの構築
書式
asadmin [asadmin-options] create-prf --node node-name [--properties name=value[:name=value]...] [--template prf-templatedir] prf-name
格納先
Application Serverインストールディレクトリー\javaee\glassfish\bin
機能
create-prfサブコマンドは、ドメインにPRFを構築します。
このコマンドはリモートモードだけサポートします。
実行権限
標準ユーザーアカウント
前提条件
ノードを作成済みであること。
ファイル
PRFのサーバテンプレート(オプション指定可能)
ドメインルートディレクトリー/ドメイン名/server_templates/prf
引数
- --node node-name
-
PRFを構築するノードを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ドメインに存在するノード名
デフォルト値:なし(必須)
-
- --properties name=value[:name=value]...
-
PRFの標準プロパティーまたは拡張プロパティーを、プロパティー名と値のペアで指定します。指定形式は、name=valueです。複数指定する場合は、コロン(:)で区切ります。同じプロパティー名を複数指定した場合は、最後に指定したプロパティーの値が有効となります。
name
型:String
指定できる値を次に示します。
-
PRFの標準プロパティーまたは拡張プロパティー(ex_から始まるプロパティー)。
value
指定できる値を次に示します。
-
nameに指定したプロパティーの指定範囲に従います。
デフォルト値:このオプションで指定していない標準プロパティーについては、PRFのデフォルトコンフィグ(コンフィグ名default-prf-config)の値が適用されます。
-
- --template prf-templatedir
-
PRFのサーバテンプレートが格納されているディレクトリーパスを、絶対パスで指定します。
型:String
デフォルト値:hitachi-prf-configs.hitachi-prf-config.default-prf-config.hitachi-manage-info.template-path属性に設定されているパスが適用されます。
上記属性のデフォルト値を示します。
ドメインルートディレクトリー/ドメイン名/server_templates/prf
- prf-name
-
新規に構築するPRFサーバの名称を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
31文字以内のASCII文字であること。
-
名称は次の文字で構成すること。
英小文字<a〜z>
英大文字<A〜Z>
数字<0〜9>
アンダースコア<_>
-
先頭文字は英大文字または英小文字を使用すること。ただし、次の文字列は大文字、小文字ともに先頭に使用できません。
TSC
CTM
-
ドメインに存在する次の名称は指定できません。
ノード名
JavaEEサーバ名
Webサーバ名
PRFのサーバ名
クラスター名
サーバ間関連名
JavaEEサーバの構成名
-
次に示す名称はシステムで使用済みまたは予約語のため指定できません。
domain
server
default
server-config
default-config
default-webserver-config
default-prf-config
javaee
webserver
prf
cluster
redirect
prf-relation
HJES_で始まる名称
構築済みWebサーバ名-config
構築済みPRF名-config
デフォルト値:なし(必須)
-
使用例
PRF1という名称のPRFを構築する場合
asadmin create-prf --node localhost-domain1 PRF1
標準プロパティーを指定してPRFを構築する場合
asadmin create-prf --node localhost-domain1 --properties trace-file-size=65536 PRF1
サーバテンプレートのディレクトリーを指定してPRFを構築する場合
asadmin create-prf --node localhost-domain1 --template C:\temp\PRF1 PRF1
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1 |
異常終了 |
注意事項
構築先ノードのホストに、ほかのドメインがPRFを構築済みの場合、そのPRFと同じ名称のPRFを構築しないでください。