Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.6.3 copy-config

既存の名前付き構成をコピーして、別の構成を作成

書式

asadmin [asadmin-options] copy-config [--help]
    [--systemproperties name=value[:name=value]...]
    source-configuration-name destination-configuration-name

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

copy-configサブコマンドは、既存の構成をコピーしてドメイン管理サーバの構成に名前付き構成を作成します。新しい構成は、--systempropertiesオプションで指定したプロパティー以外、コピーした構成と同じです。 スタンドアロンのサーバインスタンスまたはスタンドアロンのクラスターの作成時にはdefault-config構成がコピーされます。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--systemproperties name=value[:name=value]...

--systempropertiesオプションで任意の属性名と値のペアを指定できます。ここで設定したプロパティーは構成の中のポート設定を上書きします。

指定形式は、name=valueです。複数指定する場合は、コロン(:)で区切ります。同じプロパティー名を複数指定した場合は、最後に指定したプロパティーの値が有効となります。

プロパティー名とvalueに指定できる値を次に示します。

ASADMIN_LISTENER_PORT=value

このプロパティーは、ドメイン管理サーバがインスタンスを管理する際に接続するHTTPまたはHTTPSポートのポート番号を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 165535

デフォルト値:なし

HTTP_LISTENER_PORT=value

このプロパティーは、HTTP要求をリッスンするのに使用するポートのポート番号を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 165535

デフォルト値:なし

HTTP_SSL_LISTENER_PORT=value

このプロパティーは、HTTPS要求をリッスンするのに使用するポートのポート番号を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 165535

デフォルト値:なし

IIOP_LISTENER_PORT=value

このプロパティーは、IIOP接続に使用するポートのポート番号を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 165535

デフォルト値:なし

IIOP_SSL_LISTENER_PORT=value

このプロパティーは、セキュアなIIOP接続に使用するポートのポート番号を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 165535

デフォルト値:なし

IIOP_SSL_MUTUALAUTH_PORT=value

このプロパティーは、クライアント認証を持つセキュアなIIOP接続に使用するポートのポート番号を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 165535

デフォルト値:なし

JAVA_DEBUGGER_PORT=value

このプロパティーは、Java Platform Debugger Architecture(JPDA)(http://java.sun.com/javase/technologies/core/toolsapis/jpda/)デバッガーへの接続に使用するポートのポート番号を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 165535

デフォルト値:なし

JMS_PROVIDER_PORT=value

このプロパティーは、JMSプロバイダーのポート番号を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 165535

デフォルト値:なし

JMX_SYSTEM_CONNECTOR_PORT=value

このプロパティーは、JMXコネクターがリッスンするポート番号を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 165535

デフォルト値:なし

source-configuration-name

コピーする構成の名称を表示します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • コピー元構成の名称

デフォルト値:なし

destination-configuration-name

コピー元の構成をコピーして作成する構成の名称を表示します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • 作成される構成の名称

destination-configuration-nameの値は、次に示す条件を満たしている必要があります。

ASCII文字だけで構成されていること。

文字、数字、またはアンダースコアで開始されていること。

次の文字だけを使用すること。

  • 小文字

  • 大文字

  • 数字

  • ハイフン

  • ピリオド

  • アンダースコア

ドメイン内で一意である必要があり、ほかの構成名、クラスター名、サーバインスタンスの名称、または別のノード名と重複できません。

domainserver、またはJava EE Serverが予約したその他のキーワードは使用できません。

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、デフォルトの構成をコピーして、名前付きの構成clusterpresets-configを作成します。

asadmin copy-config default-config clusterpresets-config

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。