2.6.2 cleanup-webserver
Webサーバ環境のクリーンアップ
書式
asadmin [asadmin-options] cleanup-webserver [--graceful={false|true}] [--nodedir node-dir] [--node node-name] webserver-name
格納先
Application Serverインストールディレクトリー\javaee\glassfish\bin
機能
cleanup-webserverサブコマンドは、サブコマンドを実行したホスト上に構築されているWebサーバを停止し、Webサーバ環境を削除(クリーンアップ)します。ドメインのWebサーバ情報は削除しません。
このコマンドは、ドメイン管理サーバの停止によってドメインを再作成したために、リモートのノード上にWebサーバ環境が残っている場合など、ドメイン管理サーバで管理されていないWebサーバに対して使用してください。
このコマンドはローカルモードだけサポートします。
実行権限
標準ユーザーアカウント
前提条件
対象のノード上のWebサーバがドメイン管理サーバで管理されていないこと。
引数
- --graceful={false|true}
-
Webサーバを計画停止するかどうかを指定します。プロセスが停止済みの場合、この指定は無視されます。
型:Boolean
指定できる値を次に示します。
-
true
計画停止します。
-
false
通常停止します。
デフォルト値:true
-
- --nodedir node-dir
-
Webサーバが構築されているノードディレクトリーを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
存在するノードディレクトリーのパス
デフォルト値:Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/nodes
-
- --node node-name
-
Webサーバが構築されているノード名を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
存在するノード名
デフォルト値:なし
--nodedirで指定したディレクトリーに存在するノードディレクトリーが1つだけの場合は、このオプションを省略できます。
-
- webserver-name
-
削除するWebサーバのサーバ名を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
存在するWebサーバのサーバ名
デフォルト値:なし(必須)
-
使用例
Web1という名称のWebサーバをクリーンアップする場合
asadmin cleanup-webserver --nodedir /temp/nodes --node localhost-domain1 Web1
/temp/nodesに構築したlocalhost-domain1のノードに属するWeb1という名称のWebサーバをクリーンアップする場合
asadmin cleanup-webserver --nodedir /temp/nodes --node localhost-domain1 Web1
Web1という名称のWebサーバを計画停止してからクリーンアップする場合
asadmin cleanup-webserver --graceful true --nodedir /temp/nodes --node localhost-domain1 Web1
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常終了 |
1 |
異常終了 |
注意事項
stop-webserverサブコマンドでWebサーバを停止できる環境では、このコマンドを使用しないでください。使用した場合、ドメイン管理サーバがWebサーバの障害として検知する場合があります。
-
ドメイン管理サーバからWebサーバを削除できる場合は、このコマンドを使用しないでください。使用してドメインにWebサーバの情報が残ったときは、delete-webserverサブコマンドの--forceオプションを指定して削除します。また、ドメインにWebサーバの情報が残った状態でstart-webserverを実行すると、ノード上にWebサーバの情報が作成されることがあります。