Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.5.11 update-node-dcom

DCOMを使ったノードの構成データの更新

書式

asadmin [asadmin-options] update-node-dcom [--help]
    [--nodehost node-host] [--installdir as-install-parent]
    [--nodedir node-dir] [--windowsuser windows-user]
    [--windowsdomain windows-domain] [--force={false|true}] node-name

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

update-node-dcomサブコマンドは、ノードの構成データを更新します。

このサブコマンドでは、ドメイン管理サーバが稼働しているホストおよびノードが存在するホストで、DCOMリモートプロトコルを設定する必要があります。ドメイン管理サーバにアクセスできる任意のマシンから、このサブコマンドを実行できます。

このサブコマンドは、ノードがリモート通信に対して有効になっているかどうかに関係なく、任意のノードを更新できます。

ノードがリモート通信に対して有効になっていない場合、このサブコマンドはノードのDCOM通信を有効にし、そのほかの指定された構成データを更新します。

ノードのDCOM通信を有効にするためにこのサブコマンドを実行する場合、--windowsuserおよび--windowsdomainが省略されたときには、デフォルト値が適用されます。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--nodehost node-host

ノードの更新後にノードが表すホストの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ホスト名

デフォルト値:なし

--installdir as-install-parent

Application Serverインストールディレクトリー/javaeeの絶対パスを指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • Application Serverインストールディレクトリー/javaeeの絶対パス

デフォルト値:なし

--nodedir node-dir

ノード上に作成されるサーバインスタンスを含むディレクトリーのパスを指定します。相対パスを指定する場合、パスはApplication Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfishディレクトリーからの相対パスであり、Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfishはホスト上のApplication Serverのインストールディレクトリーです。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ノードのサーバインスタンスを含むディレクトリーへのパス

デフォルト値:なし

{--windowsuser|-w} windows-user

DCOM経由でホストに接続する処理を実行するためのこのノードのホスト上のユーザーを指定します。

--nodehostオプションをlocalhostに設定した場合、--windowsuserオプションは無視されます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ユーザー名

デフォルト値:ノードがDCOM経由の通信に対してすでに有効になっている場合、デフォルトではユーザーは変更されません。ノードのDCOM通信を有効にするためにこのサブコマンドを実行する場合、デフォルトはドメイン管理サーバのプロセスを実行するユーザーです。

{--windowsdomain|-d} windows-domain

--windowsuserオプションで指定したユーザーが含まれているWindowsドメインの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • Windowsドメイン名

デフォルト値:ノードがDCOM経由の通信に対してすでに有効になっている場合、デフォルトではドメインは変更されません。ノードのDCOM通信を有効にするためにこのサブコマンドを実行する場合、デフォルトはサブコマンドを実行するホストの名称です

--force={false|true}

ノードのパラメーターの検証に失敗した場合でも、ノードを更新するかどうかを指定します。ノードのパラメーターを検証するには、ドメイン管理サーバがDCOM経由でノードのホストにアクセスできる必要があります。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • false

    ノードのパラメーターの検証に失敗した場合、ノードは更新されません。デフォルト値です。

  • true

    ノードのパラメーターの検証に失敗した場合でも、ノードが更新されます。

デフォルト値:false

node-name

更新するノードの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ノード名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、ノードwpmdl1が表すホストをwj01に更新します。

asadmin update-node-dcom --nodehost wj01 wpmdl1

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。