Hitachi

 Hitachi Application Server V10 ユーザーズガイドWindows®用)


9.7 修正パッチおよび修正版を適用する

Application Serverの修正パッチが発行された際やシステムの定期メンテナンス時などに、修正パッチ・修正版をインストールしてシステムに適用します。修正パッチ・修正版を適用するには、稼働中のApplication Serverとドメイン管理サーバを停止させたあと、提供媒体を使用してインストールを実施します。

前提条件

想定ユーザー

操作手順

  1. Application Serverの修正パッチおよび修正版の提供媒体を入手します。

    ソフトウェアサポートサービスのWebサイトまたは修正パッチCD-ROMから修正パッチがリリースされているか確認し、リリースされている場合は、そのどちらかから提供媒体を入手してください。

  2. asadminユーティリティーコマンドのstop-serversサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサー、サーバインスタンス、およびWebサーバを一括停止します。

    asadmin stop-servers

    コマンドの実行結果を次に示します。

    Command stop-servers executed successfully.
  3. asadminユーティリティーコマンドのlist-prfsサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサーの一覧を表示します。

    asadmin list-prfs

    コマンドの実行結果を次に示します。パフォーマンストレーサーのステータスがnot runningになっていることを確認してください。

    パフォーマンストレーサー名 not running
    Command list-prfs executed successfully.
  4. asadminユーティリティーコマンドのlist-instancesサブコマンドに--longオプションを指定して実行し、サーバインスタンスの一覧を表示します。

    asadmin list-instances --long=true

    コマンドの実行結果を次に示します。サーバインスタンスのステータスがnot runningになっていることを確認してください。

    サーバインスタンス名 ホスト名 ポート番号 プロセスID クラスター名 not running
    Command list-instances executed successfully.
    
    • クラスター名は、複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合だけ表示されます。

  5. asadminユーティリティーコマンドのlist-webserversサブコマンドを実行して、Webサーバの一覧を表示します。

    asadmin list-webservers

    コマンドの実行結果を次に示します。Webサーバのステータスがnot runningになっていることを確認してください。

    Webサーバ名 not running
    Command list-webservers executed successfully.
  6. asadminユーティリティーコマンドのstop-domainサブコマンドを実行して、ドメイン管理サーバを停止します。

    asadmin stop-domain

    コマンドの実行結果を次に示します。

    Command stop-domain executed successfully.
  7. 提供媒体を使用して修正パッチおよび修正版をインストールします。

    適用手順については、修正パッチに添付されているRELEASE.TXTを参照してください。

  8. 修正パッチおよび修正版がインストールされたことを[セットアップの完了]ダイアログで確認します。

  9. asadminユーティリティーコマンドのstart-domainサブコマンドを実行して、ドメイン管理サーバを起動します。

    asadmin start-domain 

    コマンドの実行結果を次に示します。

    Command start-domain executed successfully.
  10. asadminユーティリティーコマンドのstart-serversサブコマンドを実行して、Application Serverを一括で起動します。

    asadmin start-servers

    コマンドの実行結果を次に示します。

    Command start-servers executed successfully.
  11. asadminユーティリティーコマンドのlist-prfsサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサーの一覧を表示します。

    asadmin list-prfs

    コマンドの実行結果を次に示します。パフォーマンストレーサーのステータスがrunningになっていることを確認してください。

    パフォーマンストレーサー名 running
    Command list-prfs executed successfully.
  12. asadminユーティリティーコマンドのlist-instancesサブコマンドに--longオプションを指定して実行し、サーバインスタンスの一覧を表示します。

    asadmin list-instances --long=true

    コマンドの実行結果を次に示します。サーバインスタンスのステータスがrunningになっていることを確認してください。

    サーバインスタンス名 ホスト名 ポート番号 プロセスID クラスター名 running
    Command list-instances executed successfully.
    
    • クラスター名は、複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合だけ表示されます。

    • サーバインスタンスの起動に成功したかどうかは、Java EEサーバ(サーバインスタンス)のメッセージログにKDKD20031-Iが出力されているかどうか、またはAdministration ConsoleのJava EEサーバ(サーバインスタンス)のステータスでも確認できます。

  13. asadminユーティリティーコマンドのlist-webserversサブコマンドを実行して、Webサーバの一覧を表示します。

    asadmin list-webservers

    コマンドの実行結果を次に示します。Webサーバのステータスがrunningになっていることを確認してください。

    Webサーバ名   running
    Command list-webservers executed successfully.