7.5.2 アプリケーションを開発する
Eclipse上でアプリケーションを開発します。外部ライブラリーなどを使用する場合は、プロジェクトのビルドパスを追加します。
前提条件
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デフォルトのデバッグ環境がセットアップされている
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ドメイン管理サーバが起動している
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Eclipseが起動している
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アプリケーション開発環境用のデータベースサーバが起動している
想定ユーザー
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アプリケーション開発者
操作手順
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Eclipseで[ファイル]-[新規]を選択し、新規プロジェクトを作成します。
開発するアプリケーションに合わせて、次の中から必要なプロジェクトを選択して作成します。
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動的Webプロジェクト
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EJBプロジェクト
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JAXBプロジェクト
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JPAプロジェクト
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アプリケーションクライアントプロジェクト
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コネクタープロジェクト
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ユーティリティープロジェクト
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Webフラグメントプロジェクト
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エンタープライズアプリケーションプロジェクト
[プロジェクトの作成]ウィザードのターゲット・ランタイムには、登録したApplication Serverのランタイムを指定してください。
作成したプロジェクト名がJava EEアプリケーション名になります。エンタープライズアプリケーションプロジェクト、および単体デプロイするプロジェクトのプロジェクト名には、半角英数字、アンダースコア(_)、ハイフン、または、ピリオドだけを使用してください。
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Eclipseを使用してアプリケーションを開発します。
外部ライブラリーなどを使用する場合は、以降の手順に従ってプロジェクトのビルドパスを追加します。
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[プロジェクト・エクスプローラー]ビューでプロジェクトを選択し、コンテキストメニューから[ビルド・パス]-[ビルド・パスの構成]を選択します。
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[プロパティ]ダイアログの[Java のビルド・パス]ページの[ライブラリー]タブを選択します。
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[外部Jarの追加]ボタンをクリックします。
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[JARの選択]ダイアログで、追加するライブラリーを選択して[開く]ボタンをクリックします。
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[プロパティ]ダイアログで[OK]ボタンをクリックします。
注意事項
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デプロイするアプリケーションの文字の範囲について
次の項目に設定する文字には、英数字、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、ピリオド(.)だけが使用できます。また、これらの文字列の先頭には、英数字またはアンダースコア(_)だけが使用できます。
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deployサブコマンドとredeployサブコマンドに指定する、--nameオプションのcomponent_name
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deployサブコマンドとredeployサブコマンドに指定するアーカイブファイル名
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DDのapplication-name要素またはmodule-name要素
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クラスファイルなど、Java SE仕様に準拠するファイル以外の、アプリケーション内のすべてのファイル名およびディレクトリー名
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デプロイするアプリケーションに含めるモジュールのファイルパスについて
デプロイするアプリケーションに含めるモジュール(WAR、RAR、EJB-JAR、アプリケーションクライアントJAR)のファイルパスは、次の置換規則に従って置換されるため、各モジュールのファイルパスが置換された結果がアプリケーション内で重複しないように、各モジュールのファイルパスを設定してください。
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ファイルパスに含まれるディレクトリー区切り文字を”__”(アンダースコア2つ)に変換します。
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末尾が”.war”、”.jar”、”.rar”であるファイルパスに対して次の処理をします。
末尾が”.war”の場合:「最初に現れる”.war”の手前までの文字列」と”_war”を結合
末尾が”.jar”の場合:「最初に現れる”.jar”の手前までの文字列」と”_jar”を結合
末尾が”.rar”の場合:「最初に現れる”.rar”の手前までの文字列」と”_rar”を結合
- (例1)次のファイルパスは、置換された結果がすべて重複します。
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ファイルパス1:EARのトップディレクトリー/war/war1_/sample-web.war
ファイルパス2:EARのトップディレクトリー/war/war1/_sample-web.war
ファイルパス3:EARのトップディレクトリー/war/war1___sample-web.war
置換された結果:war__war1___sample-web_war
- (例2)次のファイルパスは、置換された結果がすべて重複します。
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ファイルパス1:EARのトップディレクトリー/war/sample-web.war
ファイルパス2:EARのトップディレクトリー/war/sample-web.war.war
ファイルパス3:EARのトップディレクトリー/war/sample-web.war.web.war
置換された結果:war__sample-web_war
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次の作業
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単体テストをする