4.11.2　Application Serverをアンインストールする

Application Serverをアンインストールするには、サーバとドメインを停止してから、コントロールパネルの［プログラムと機能］からアンインストールする製品名と表示名を選択して削除します。

前提条件

管理者特権で実行する
Application Serverのセットアップが完了している

想定ユーザー

システム構築者

操作手順

asadminユーティリティーコマンドのstop-serversサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサー、サーバインスタンス、およびWebサーバを一括停止します。
```
asadmin stop-servers
```
コマンドの実行結果を次に示します。
```
Command stop-servers executed successfully.
```
asadminユーティリティーコマンドのlist-prfsサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサーの一覧を表示します。
```
asadmin list-prfs
```
コマンドの実行結果を次に示します。パフォーマンストレーサーのステータスがnot runningになっていることを確認してください。
```
パフォーマンストレーサー名 not running
Command list-prfs executed successfully.
```
asadminユーティリティーコマンドのlist-instancesサブコマンドに--longオプションを指定して実行し、サーバインスタンスの一覧を表示します。
```
asadmin list-instances --long=true
```
コマンドの実行結果を次に示します。サーバインスタンスのステータスがnot runningになっていることを確認してください。
```
サーバインスタンス名 ホスト名 ポート番号 プロセスID クラスター名 not running
Command list-instances executed successfully.
```
- クラスター名は、複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合だけ表示されます。
asadminユーティリティーコマンドのlist-webserversサブコマンドを実行して、Webサーバの一覧を表示します。
```
asadmin list-webservers
```
コマンドの実行結果を次に示します。Webサーバのステータスがnot runningになっていることを確認してください。
```
Webサーバ名 not running
Command list-webservers executed successfully.
```
asadminユーティリティーコマンドのstop-domainサブコマンドを実行して、ドメインを停止します。
```
asadmin stop-domain ドメイン名
```
コマンドの実行結果を次に示します。
```
Command stop-domain executed successfully.
```
必要に応じて、asadminユーティリティーコマンドのbackup-domainサブコマンドを実行して、環境情報のバックアップを取得します。
```
asadmin backup-domain --backupdir バックアップファイルの保存先のディレクトリー 
ドメイン名
```
出力されたバックアップファイルを確認してください。
ドメインディレクトリー以外で管理しているファイル（サーバテンプレートなど）をバックアップします。
分散COMを有効にしていた場合、リモートホストとローカルホストでDCOMを無効にします。
1. スタートメニューの［ファイル名を指定して実行］にdcomcnfg.exeと入力して、［OK］ボタンをクリックします。
2. ［コンポーネントサービス］画面で［コンポーネントサービス］－［コンピューター］をクリックして、ツリーを展開します。
3. ［マイコンピューター］を右クリックして、［プロパティ］を選択します。
4. ［マイコンピューターのプロパティ］画面の［既存のプロパティ］タブで、［このコンピューター上で分散COMを有効にする］のチェックを外します。
5. ［OK］ボタンをクリックして、マシンを再起動します。なお、すでにDCOMが無効だった場合、再起動は不要です。
6. マシンの再起動によってドメイン管理サーバが起動している場合は、asadminユーティリティーコマンドのstop-domainサブコマンドを実行して、ドメインを停止します。
リモートホストで、asadminユーティリティーコマンドのsetup-local-dcomサブコマンドを実行して、DCOMを無効にします。
```
asadmin setup-local-dcom --unsetup
```
重要

setup-local-dcomサブコマンドはWindowsのレジストリー情報を更新するため、コマンド実行前にレジストリーのバックアップを取得しておくことを推奨します。
コマンドの実行結果を次に示します。
```
Command setup-local-dcom executed successfully.
```
Windows8、Windows8.1、Windows Server 2012、またはWindows Server 2012 R2の場合は、リモートホストでWindowsのサービスのRemote Registryを再起動します。
コントロールパネルの［プログラムと機能］から、アンインストールする［Hitachi Application Server - 表示名］を選択して、右クリックで表示される［アンインストールと変更］ボタンをクリックします。

アンインストールする対象を確認する画面（Hitachi Application Serverをすべてアンインストールしますか？）が表示されます。
［はい］ボタンをクリックします。

［アンインストールの開始］ダイアログが表示されます。

メモ

プログラムを選択してアンインストールすることもできます。この場合は、［いいえ］ボタンをクリックし、表示される［プログラムの選択］ダイアログで、アンインストールするプログラムを選択して、［次へ］ボタンをクリックします。
設定内容を確認して、問題がなければ［次へ］ボタンをクリックします。

アンインストールが開始されます。アンインストールが完了すると、［セットアップの完了］ダイアログが表示されます。
［完了］ボタンをクリックします。

Application Serverのアンインストールが完了します。

4.11.2 Application Serverをアンインストールする

4.11.2　Application Serverをアンインストールする