Hitachi

 Hitachi Application Server V10 ユーザーズガイドWindows®用)


4.9.2 コマンドを利用してシステム設定情報を確認する

コマンドを利用してシステム設定情報を確認するには、asadminユーティリティーコマンドのlist-から始まるサブコマンドやgetサブコマンドで一覧をファイルに出力します。ファイルの内容が、設定したとおりになっているかを確認します。すべての標準プロパティー、および拡張プロパティーの設定値は、getサブコマンドで参照できます。これらのプロパティー以外でテンプレートに設定した情報は、サーバテンプレートで確認してください。

前提条件

想定ユーザー

操作手順

  1. asadminユーティリティーコマンドのlist-instancesサブコマンドを実行して、ドメイン内のすべてのJava EEサーバと、その詳細情報(ホスト名、ポート番号などの情報)の一覧をファイルに出力します。

    asadmin list-instances --long=true 
    >> 出力ファイルのファイルパス
  2. asadminユーティリティーコマンドのlist-prfsサブコマンドを実行して、ドメイン内のすべてのパフォーマンストレーサーと、その詳細情報(ホスト名、プロセスIDなどの情報)の一覧をファイルに出力します。

    asadmin list-prfs --long=true 
    >> 出力ファイルのファイルパス
  3. asadminユーティリティーコマンドのlist-webserversサブコマンドを実行して、ドメイン内のすべてのWebサーバと、その詳細情報(ホスト名、プロセスIDなどの情報)の一覧をファイルに出力します。

    asadmin list-webservers --long=true >> 出力ファイルのファイルパス
  4. asadminユーティリティーコマンドのlist-clustersサブコマンドを実行して、ドメイン内のすべてのクラスターの一覧をファイルに出力します。

    asadmin list-clusters >> 出力ファイルのファイルパス
  5. asadminユーティリティーコマンドのlist-relationsサブコマンドを実行して、ドメイン内のすべてのサーバ間関連と、その詳細情報(関連の種類、関連元、関連先などの情報)の一覧をファイルに出力します。

    asadmin list-relations --long=true >> 出力ファイルのファイルパス
  6. asadminユーティリティーコマンドのlist-から始まるサブコマンドを実行して、設定されている情報の一覧をファイルに出力します。

    (例)

    list-jvm-optionsサブコマンド、list-system-propertiesサブコマンドを実行して、JavaVMオプションとシステムプロパティーの一覧をファイルに出力します。

    asadmin list-jvm-options --target サーバインスタンス名またはクラスター名 
    >> 出力ファイルのファイルパス
    asadmin list-jvm-options --target 構成名 >> 出力ファイルのファイルパス
    asadmin list-system-properties サーバインスタンス名またはクラスター名 
    >> 出力ファイルのファイルパス
    asadmin list-system-properties 構成名 >> 出力ファイルのファイルパス
    
    • 1つのJava EEサーバを配置する構成の場合は、サーバインスタンス名を指定します。複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合は、クラスター名を指定します。

  7. asadminユーティリティーコマンドのgetサブコマンドを実行して、各サーバの設定内容をファイルに出力します。

    asadmin get "*" >> 出力ファイルのファイルパス
    
  8. 手順1〜手順7で出力したファイルの内容が、設定したとおりのシステム設定情報になっているかを確認します。

    メモ

    すべての標準プロパティー、および拡張プロパティーの設定値は、getサブコマンドで参照できます。ただし、サーバテンプレートを使用して設定した、標準プロパティーおよび拡張プロパティー以外の情報は、サーバテンプレートから確認してください。