4.8.3 アプリケーションをデプロイする
アプリケーションをデプロイするには、asadminユーティリティーコマンドのdeployサブコマンドを実行します。アプリケーションは、Java EEサーバ(サーバインスタンス)にデプロイすると開始されます。
前提条件
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ドメイン管理サーバが起動している
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Application Serverが起動している
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アプリケーション開発者からアプリケーションを入手済みである
想定ユーザー
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システム構築者
操作手順
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asadminユーティリティーコマンドのdeployサブコマンドを実行して、アプリケーションをサーバインスタンスにデプロイします。
asadmin deploy --target サーバインスタンス名またはクラスター名 アプリケーションのファイルパス
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1つのJava EEサーバを配置する構成の場合は、--targetオプションにサーバインスタンス名を指定します。複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合は、--targetオプションにクラスター名を指定します。
コマンドの実行結果を次に示します。
Application deployed with name アプリケーション名. Command deploy executed successfully.
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アプリケーションごとに、手順1を繰り返します。
注意事項
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デプロイするアプリケーションの文字の範囲について
次の項目に設定する文字には、英数字、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、ピリオド(.)だけが使用できます。また、これらの文字列の先頭には、英数字またはアンダースコア(_)だけが使用できます。
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deployサブコマンドとredeployサブコマンドに指定する、--nameオプションのcomponent_name
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deployサブコマンドとredeployサブコマンドに指定するアーカイブファイル名
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DDのapplication-name要素またはmodule-name要素
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クラスファイルなど、Java SE仕様に準拠するファイル以外の、アプリケーション内のすべてのファイル名およびディレクトリー名
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デプロイするアプリケーションに含めるモジュールのファイルパスについて
デプロイするアプリケーションに含めるモジュール(WAR、RAR、EJB-JAR、アプリケーションクライアントJAR)のファイルパスは、次の置換規則に従って置換されるため、各モジュールのファイルパスが置換された結果がアプリケーション内で重複しないように、各モジュールのファイルパスを設定してください。
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ファイルパスに含まれるディレクトリー区切り文字を”__”(アンダースコア2つ)に変換します。
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末尾が”.war”、”.jar”、”.rar”であるファイルパスに対して次の処理をします。
末尾が”.war”の場合:「最初に現れる”.war”の手前までの文字列」と”_war”を結合
末尾が”.jar”の場合:「最初に現れる”.jar”の手前までの文字列」と”_jar”を結合
末尾が”.rar”の場合:「最初に現れる”.rar”の手前までの文字列」と”_rar”を結合
- (例1)次のファイルパスは、置換された結果がすべて重複します。
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ファイルパス1:EARのトップディレクトリー/war/war1_/sample-web.war
ファイルパス2:EARのトップディレクトリー/war/war1/_sample-web.war
ファイルパス3:EARのトップディレクトリー/war/war1___sample-web.war
置換された結果:war__war1___sample-web_war
- (例2)次のファイルパスは、置換された結果がすべて重複します。
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ファイルパス1:EARのトップディレクトリー/war/sample-web.war
ファイルパス2:EARのトップディレクトリー/war/sample-web.war.war
ファイルパス3:EARのトップディレクトリー/war/sample-web.war.web.war
置換された結果:war__sample-web_war
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次の作業
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アプリケーションの稼働状況を確認する