4.7.2 データベースサーバへの接続を設定する
データベースサーバへの接続を設定するには、asadminユーティリティーコマンドのcreate-jdbc-connection-poolサブコマンドでJDBCコネクションプールを作成し、create-jdbc-resourceサブコマンドでJDBCリソースを作成します。
前提条件
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ドメイン管理サーバが起動している
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Application Serverが起動している
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データベースサーバ(DBMS)が起動している
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Application ServerでJDBCドライバーのインストールが完了している
想定ユーザー
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システム構築者
操作手順
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asadminユーティリティーコマンドのcreate-jdbc-connection-poolサブコマンドを実行して、JDBCコネクションプールを作成します。
asadmin create-jdbc-connection-pool コネクションプールの設定 接続先ベンダー固有の設定 コネクションプールID
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コネクションプールの設定には、コネクションプールサイズや、コネクション障害検知機能の使用などをサブコマンドのオプションで設定します。
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接続先ベンダー固有の設定には、データベースのベンダーが提供しているドライバー固有情報をサブコマンドのオプションで設定します。
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コネクションプールIDには、JDBCコネクションプールを識別するための名称を設定します。
- (例1)Oracleの場合
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asadmin create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname oracle.jdbc.pool.OracleDataSource --restype javax.sql.DataSource --property user=ユーザー名:password=パスワード: url="jdbc\:oracle\:thin\:@IPアドレス\:ポート番号\:Oracle SID" コネクションプールID
- (例2)HiRDBの場合
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asadmin create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname JP.co.Hitachi.soft.HiRDB.JDBC.PrdbDataSource --restype javax.sql.DataSource --property user=ユーザー名:password=パスワード:DBHostName=IPアドレス: description=ポート番号 コネクションプールID
コマンドの実行結果を次に示します。
JDBC connection pool コネクションプールID created successfully. Command create-jdbc-connection-pool executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのcreate-jdbc-resourceサブコマンドを実行して、クラスター内のすべてのサーバインスタンスに対してJDBCリソースを作成します。
asadmin create-jdbc-resource --connectionpoolid コネクションプールID --target サーバインスタンス名またはクラスター名 JNDI名
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1つのJava EEサーバを配置する構成の場合は、--targetオプションにサーバインスタンス名を指定します。複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合は、--targetオプションにクラスター名を指定します。
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JNDI名には、データベースサーバ(DBMS)の接続を取得するための名称を指定します。
コマンドの実行結果を次に示します。
JDBC resource JNDI名 created successfully. Command create-jdbc-resource executed successfully.
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次の作業
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データベースサーバへの接続テストをする