4.6.2 Application Serverをセットアップする
Application Serverをセットアップするには、asadminユーティリティーコマンドのcreate-prfサブコマンドでパフォーマンストレーサー、create-clusterサブコマンドとcreate-instanceサブコマンドでJava EEサーバ、およびcreate-webserverサブコマンドでWebサーバを構築します。そのあと、create-relationサブコマンドで各サーバのサーバ間関連を設定します。
前提条件
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Application Serverのインストールが完了している
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ドメイン管理サーバが起動している
想定ユーザー
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システム構築者
操作手順
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asadminユーティリティーコマンドのcreate-prfサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサーを構築します。
asadmin create-prf --node ノード名 パフォーマンストレーサー名
コマンドの実行結果を次に示します。
Command create-prf executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-prfsサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサーの一覧を表示します。
asadmin list-prfs
コマンドの実行結果を次に示します。手順1で構築したパフォーマンストレーサー名が表示されていることを確認してください。
パフォーマンストレーサー名 not running Command list-prfs executed successfully.
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複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合、asadminユーティリティーコマンドのcreate-clusterサブコマンドを実行して、Java EEサーバをグループ化するクラスターを構築します。
asadmin create-cluster クラスター名
コマンドの実行結果を次に示します。
Command create-cluster executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのcreate-instanceサブコマンドを実行して、Java EEサーバ(サーバインスタンス)を構築します。
asadmin create-instance --node ノード名 --prf パフォーマンストレーサー名 --cluster クラスター名 サーバインスタンス名
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パフォーマンストレーサー名には、手順1で構築したパフォーマンストレーサー名を指定します。
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複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合、--clusterオプションには、手順3で構築したクラスター名を指定します。
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--prfオプションを指定することで、サーバインスタンスとパフォーマンストレーサーの間に関連(関連タイプ:prf-relation)が作成されます。
コマンドの実行結果を次に示します。
Command create-instance executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-instancesサブコマンドに--longオプションを指定して実行し、Java EEサーバの一覧を表示します。
asadmin list-instances --long=true
コマンドの実行結果を次に示します。手順4で構築したサーバインスタンス名が表示されていることを確認してください。
サーバインスタンス名 ホスト名 ポート番号 プロセスID クラスター名 not running Command list-instances executed successfully.
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クラスター名は、複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合だけ表示されます。
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asadminユーティリティーコマンドのcreate-webserverサブコマンドを実行して、Webサーバを構築します。
asadmin create-webserver --node ノード名 --prf パフォーマンストレーサー名 Webサーバ名
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パフォーマンストレーサー名には、手順1で構築したパフォーマンストレーサー名を指定します。
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--prfオプションを指定することで、Webサーバとパフォーマンストレーサーの間に関連(関連タイプ:prf-relation)が作成されます。
コマンドの実行結果を次に示します。
Command create-webserver executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-webserversサブコマンドを実行して、Webサーバの一覧を表示します。
asadmin list-webservers
コマンドの実行結果を次に示します。手順6で構築したWebサーバ名が表示されていることを確認してください。
Webサーバ名 not running Command list-webservers executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのcreate-relationサブコマンドを実行して、Webサーバが受信したリクエストのリダイレクト先となるJava EEサーバ(サーバインスタンス)を関連づけます。
asadmin create-relation --relationtype redirect --from Webサーバ名 --to サーバインスタンス名 [--properties サーバ間関連のプロパティー名=サーバ間関連のプロパティーの値 [:サーバ間関連のプロパティー名=サーバ間関連のプロパティーの値]...] サーバ間関連の関連名
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Webサーバ名には、手順6で構築したWebサーバ名を指定します。
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サーバインスタンス名には、手順4で構築したサーバインスタンス名を指定します。
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リダイレクト関連の関連づけを設定する場合、静的コンテンツをWebサーバで処理し、静的コンテンツ以外のリクエストをJava EEサーバで処理するために、--propertiesオプションにpath、およびnetwork-listenerを指定します。
(例)
path=/apserver/:network-listener=http-listener-1
pathには、スラッシュ(/)から始まるURLのパスを指定します。スラッシュだけの指定(path=/)はしないでください。この例では、http://xxxxxxxxxxx/index.htmlのようにURLのパスの先頭にapserverを含まないリクエストは、Webサーバの静的コンテンツにアクセスされます。また、http://xxxxxxxxxxx/apserver/sample/index.jspのようにURLのパスの先頭にapserverを含むリクエストは、http://yyyyyyyyyyy/sample/index.jspというURLでJava EEサーバにリダイレクトされます。
network-listenerには、リダイレクト先のJava EEサーバのHTTPリスナー、またはHTTPSリスナーを示すネットワークリスナー名を指定します。Java EEサーバには、デフォルトでHTTPリスナーにhttp-listener-1、HTTPSリスナーにhttp-listener-2というネットワークリスナーが定義されています。
コマンドの実行結果を次に示します。
Command create-relation executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-relationsサブコマンドを実行して、サーバ間関連の一覧を表示します。
asadmin list-relations
コマンドの実行結果を次に示します。次のサーバ間関連が表示されていることを確認してください。
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サーバインスタンスとパフォーマンストレーサーとのパフォーマンストレーサー関連
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Webサーバとパフォーマンストレーサーとのパフォーマンストレーサー関連
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手順8で設定したWebサーバとサーバインスタンスとのリダイレクト関連
サーバ間関連の関連名 prf-relation サーバインスタンス名 パフォーマンストレーサー名 サーバ間関連の関連名 prf-relation Webサーバ名 パフォーマンストレーサー名 サーバ間関連の関連名 redirect Webサーバ名 サーバインスタンス名 Command list-relations executed successfully.
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