Hitachi

 Hitachi Application Server V10 ユーザーズガイドWindows®用)


2.8 アプリケーション開発環境について

アプリケーション開発環境とは、Application Serverで動作するアプリケーションを開発する環境です。アプリケーション開発環境は、アプリケーションを開発するEclipse環境と、単体テストを実施するデバッグ環境で構成されます。

Eclipse環境

アプリケーションを開発するための環境です。Eclipse 、Application Server用のWTPプラグイン、 およびHiRDB用のDTPプラグインで構成されます。Eclipse環境は、Application Server for Developersのインストール時に、セットアップされます。

Application Server用のWTP プラグインを利用すると、Eclipse環境で開発したアプリケーションをデバッグ環境の Java EE サーバにデプロイして、単体テストが実施できます。HiRDB用のDTP プラグインを利用すると、デバッグ環境に構築したHiRDB のテーブルなどを参照できます。なお、HiRDB用のDTPプラグインを利用して接続できるのは、Application Server for Developersに同梱されているHiRDBだけです。

デバッグ環境

Eclipse環境で開発したアプリケーションの単体テストを実施するための環境です。ドメイン管理サーバ、Java EEサーバ、パフォーマンストレーサー、Webサーバ、およびHiRDBで構成されます。Application Server for Developersのインストール時に、デフォルトのドメイン管理サーバ、Java EEサーバ、パフォーマンストレーサー、Webサーバがセットアップされます。

リモートマシン上にデバッグ環境を構築し、ローカルマシンのEclipseから接続することもできます。

アプリケーション開発環境の構成を次の図に示します。この図では、アプリケーション開発環境マシン上のデバッグ環境に接続する場合、およびリモートマシン上のデバッグ環境に接続する場合の両方を示しています。

[図データ]