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Hitachi Application Server V10 GUIリファレンスWindows®用)


5.27 接続プールの新規作成ダイアログボックス

[接続プールの新規作成]ダイアログボックスで、新規のJDBC接続プールを作成します。新規のJDBC接続プールを作成するには、デフォルトの接続プールの設定を使用する、接続プールの設定を編集する、追加プロパティを追加する、選択した追加プロパティを削除する、デフォルトの追加プロパティを編集するなどの操作のどれか、またはすべてを実行します。

ダイアログボックスコンポーネント

[図データ]

ダイアログボックス項目一覧

[接続プールの新規作成]ダイアログボックスには、次の接続プールに関する基本情報が順に表示されます。

[名前]テキストボックス

作成するJDBC接続プールの名前を指定します。この項目は必須項目です。

[リソース種別]リストボックス

使用できるリソース種別のリストから、任意のリソース種別を選択します。リソース種別は次のどれかになります。

  • java.sql.Driver
  • javax.sql.ConnectionPoolDataSource
  • javax.sql.DataSource
  • javax.sql.XADataSource

デフォルトでは、「java.sql.Driver」が選択されています。

[ドライバクラス名]テキストボックス

[リソース種別]リストボックスでリソース種別として「java.sql.Driver」が選択されている場合は、[ドライバクラス名]テキストボックスが有効になります。このテキストボックスが有効になっている場合は、完全修飾ドライバクラス名を指定できます。デフォルトでは、このテキストボックスに何も表示されていません。この表示項目は、有効になっている場合にだけ必須です。

[データソースクラス名]テキストボックス

テキスト編集のサンプルとして空白のテキストボックスまたは完全修飾データソースクラス名が表示されます。[リソース種別]リストボックスで「java.sql.Driver」がリソース種別として選択されている場合は、[データソースクラス名]テキストボックスが無効になります。このテキストボックスが有効になっている場合、この項目は必須です。

[説明]

作成するJDBC接続プールの説明を指定します。デフォルトでは、このテキストボックスに何も表示されていません。

[接続プールの新規作成]ダイアログボックスには次の接続プールの設定に関する項目が順に表示されます。

[初期および最小プールサイズ]スピンボックス

JDBC接続プールの初期および最小のプールサイズを指定します。この表示項目の単位は、コネクション数です。この表示項目の最小値、最大値、およびデフォルト値をそれぞれ示します。

  • 最小値:0(5以下の値を設定すると、設定が正常に行われないことがあります。 )
  • 最大値:2147483647
  • デフォルト値:24
[最大プールサイズ]スピンボックス

JDBC接続プールの最大プールサイズを指定します。この表示項目の単位は、コネクション数です。この表示項目の最小値、最大値、およびデフォルト値をそれぞれ示します。

  • 最小値:1(5以下の値を設定すると、設定が正常に行われないことがあります。 )
  • 最大値:2147483647
  • デフォルト値:24
[プールリサイズ量]スピンボックス

JDBC接続プールのプールリサイズ量を指定します。この表示項目の単位は、コネクション数です。この表示項目の最小値、最大値、およびデフォルト値をそれぞれ示します。

  • 最小値:1(5以下の値を設定すると、設定が正常に行われないことがあります。 )
  • 最大値:2147483647
  • デフォルト値:2

コマンドを使って操作する場合、最小値に0を指定できます。しかし、最小値が0の場合、接続プールの設定に失敗します。Administration Consoleを使って操作する場合は、最小値には1を指定してください。

[アイドルタイムアウト]スピンボックス

JDBC接続プールのアイドルタイムアウトを指定します。この表示項目の単位は秒です。この表示項目の最小値、最大値、およびデフォルト値をそれぞれ示します。

  • 最小値:0
  • 最大値:2147483647
  • デフォルト値:300
[最大待ち時間]スピンボックス

JDBC接続プールの最大の待ち時間を指定します。この表示項目の単位はミリ秒です。この表示項目の最小値、最大値、およびデフォルト値をそれぞれ示します。

  • 最小値:0
  • 最大値:2147483647
  • デフォルト値:60000

[接続プールの新規作成]ダイアログボックスは次の追加プロパティに関する情報が一覧で表示されます。

項番

表示項目

説明

1

[プロパティセレクタ]

[名前]カラムに一覧表示されているプロパティを選択するためのチェックボックスが表示されます。[プロパティセレクタ]カラムのヘッダチェックボックスが選択、またはクリアされた場合、[プロパティセレクタ]カラムのすべてのチェックボックスも選択、またはクリアされます。

2

[名前]

[リソース種別]リストボックスで選択したリソース種別に応じて、事前に定義されたプロパティ名の一覧を表示します。[追加]ボタンを使用して追加した新規のプロパティがある場合は、それも表示します。プロパティ名はクリックして編集できます。このカラムはデフォルトでは昇順でソートされています。

3

[値]

[名前]カラムに一覧表示されている、事前に定義されたプロパティの空白値、および[追加]ボタンを使用して追加した新規のプロパティ値を表示します。プロパティ値はクリックして編集できます。このカラムはソートできます。

4

[説明]

[名前]カラムに一覧表示されているプロパティについての説明は何も表示されません。プロパティの説明はクリックして編集できます。このカラムはソートできます。

[接続プールの新規作成]ダイアログボックスには次のアクションアイテムが表示されます。

[追加]ボタン

新規に作成したJDBC接続プールにそのほかのプロパティを追加できます。デフォルト値を使用して新規のプロパティ行を作成するには、[追加]ボタンをクリックします。[名前]カラム、[値]カラム、および[説明]カラムの各カラムに適用されるデフォルト値は、それぞれ「新規プロパティ名」、「新規プロパティ値」、および空欄です。これらのカラムの値は編集できます。

[削除]ボタン

[プロパティセレクタ]カラムのチェックボックスで選択した追加プロパティを削除するには、 [削除]ボタンをクリックします。[プロパティセレクタ]カラムのチェックボックスで選択した追加プロパティがない場合は、このボタンは無効になります。

[OK]ボタン

[名前]テキストボックスで指定した名前を使用してJDBC接続プールを作成するには、[OK]ボタンをクリックします。このボタンは、次の条件を満たす場合にだけ有効になります。

  • すべての必須項目が指定されている。
  • すべての[名前]カラムにプロパティ名が指定されている。
[キャンセル]ボタン

新規のJDBCリソースを作成しないで、[接続プールの新規作成]ダイアログボックスを閉じるには、[キャンセル]ボタンをクリックします。