uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド
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DocumentBrokerは,Microsoft Cluster Serverを使用したクラスタリングシステムで運用できます。
クラスタリングシステムでは,システムに現用系ノードと待機系ノードを用意しています。現用系ノードのサーバに障害が発生した場合,待機系ノードのサーバに短時間で自動的に切り替えられます。これによって,DocumentBrokerの稼働率を向上させることができます。
Microsoft Cluster Serverを使用したクラスタリングシステムの特長を次に示します。
DocumentBrokerをクラスタリングシステムで構成した例を次の図に示します。なお,以降の説明では,この構成例を基に説明します。
図B-1 Microsoft Cluster Serverを使用したクラスタリングシステムの構成例
![[図データ]](figure/zub1011w.gif)
この例では,系切り替えによって,ノード1で動作しているすべてのプログラムがノード2に切り替わります。論理ホストからIPアドレスを引き継ぐため,系切り替え後も,クライアントノードは設定を変更する必要がありません。
システム構成例では,次の表に示す値を前提としています。
表B-1 Microsoft Cluster Serverを使用したクラスタリングシステム構成例の前提
| 項目 | 値 | |
|---|---|---|
| 論理ホスト | 論理ホスト名 | CLUSTER01 |
| 論理IPアドレス | 172.17.134.160 | |
| ノード1(現用系) | 物理ホスト名 | HOST01 |
| 物理IPアドレス | 172.17.134.158 | |
| ノード2(待機系) | 物理ホスト名 | HOST02 |
| 物理IPアドレス | 172.17.134.159 | |
| クライアントノード | 物理ホスト名 | CLIENT01 |
| 物理IPアドレス | 170.10.200.30 | |
また,HiRDBの系切り替え機能を「モニタモード」に設定することを前提としています。HiRDBの系切り替え機能を「サーバモード」に設定した運用については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
TPBrokerのOSAgentについては,次の設定を前提としています。
TPBrokerのそのほかの設定方法については,TPBrokerのドキュメントを参照してください。
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