uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド
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サービスプロセス例外フィルタ機能とは,サービスプロセスで構造化例外によるアプリケーションエラーが発生した場合に,[アプリケーションエラー]ダイアログを表示するか,構造化例外の原因を究明するための保守情報を取得するかなどを設定できる機能です。
サービスプロセス例外フィルタ機能を使用するためには,TPBrokerのCORBA::UNKNOWN例外発生の抑止機能の設定をしてください。TPBrokerの設定については,「3.5(3) サービスプロセス例外フィルタ機能を使用する場合の設定」を参照してください。
ここでは,サービスプロセス例外フィルタ機能を使用するための環境変数の設定と,サービスプロセス例外フィルタ機能を使用した場合にクライアントに返却されるエラーについて説明します。
システム環境変数「_HIEDMS_EXCEPTION_FILTER」には,サービスプロセスで構造化例外が発生した場合の動作を指定します。次のどれかを指定してください。
環境変数の設定を省略した場合,またはこれらの値以外を指定した場合,「EXHNDL_DUMP」が仮定されます。
なお,TPBrokerのCORBA::UNKNOWN例外発生の抑止機能を設定していない場合は,保守情報を出力しません。また,[アプリケーションエラー]ダイアログも表示しません。このとき,サービスプロセスは終了しません。
サービスプロセス例外フィルタ機能を使用している場合に,クライアントからの要求に対する処理で構造化例外が発生すると,クライアントにエラーが返却されます。返却されるエラーの種類を次の表に示します。
表6-4 クライアントに返却されるエラー(サービスプロセス例外フィルタ機能を使用する場合)
| major_code | minor_code |
|---|---|
| ERR_DMA | DMARC_NETWORK_UNAVAILABLE |
| ERR_DMA | DMARC_FAILED |
| ERR_DBR | ERR_SESSION_NOT_CONNECT |
| ERR_DBR | ERR_NO_SERVICE |
返却されたエラーへの対処方法については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 メッセージ」のDMAの戻り値の説明を参照してください。
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