uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド
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DocumentSpace構成定義ファイルは,DocumentBrokerの文書空間の構成を定義するファイルです。"インストールディレクトリ\Server\etc"に格納されている「docspace.ini」をシステム管理者が文書空間構成定義ウィンドウから編集するか,テキストエディタなどを使用して,編集してください。文書空間構成定義ウィンドウについては,「3.8.4 文書空間構成定義ウィンドウでの設定」を参照してください。
以降,DocumentSpace構成定義ファイルで指定するエントリを示します。各エントリの詳細については,「4.2.2 DocumentSpace構成定義ファイルの記述形式」を参照してください。
文書空間の共通定義を指定します。[DocSpace]セクションを構成する各エントリを次の表に示します。
表4-2 [DocSpace]セクションのエントリ一覧
| 種類 | 設定項目 | エントリ名 | 指定内容 | 省略の可否 |
|---|---|---|---|---|
| 文書空間の共通定義 | 文書空間の数 | Count | DocumentBrokerが提供する文書空間の数 | × |
| ORBおよびBOAのオプション | DocSpaceOrbBoaOption | サービスプロセス監視プロセスに対するORBおよびBOAオプション | ○ | |
| VisiBrokerプロパティ | DocSpaceVBProperty | サービスプロセス監視プロセスに対するVisiBrokerプロパティ | ○ | |
| エラーログ | ErrLogFileCount | エラーログを取得するファイル数 | ○ | |
| ErrLogFileSize | エラーログファイルのサイズ | ○ |
文書空間の詳細を定義します。[Entry0001]セクションを構成する各エントリを次の表に示します。
表4-3 [Entry0001]セクションのエントリ一覧
| 種類 | 設定項目 | エントリ名 | 指定内容 | 省略の可否 |
|---|---|---|---|---|
| サービス | 文書空間 | SerialId | 文書空間の識別子 | × |
| プロセス設定 | Process | サービスプロセス数 | × | |
| SessionMax | DocumentBrokerに同時に接続できるクライアントの最大数 | ○ | ||
| SessionTimeOut | セッションアイドル時間の最大値 | ○ | ||
| ProcessOrbBoaOption | 全サービスプロセス共通のORBオプションおよびBOAオプション | ○ | ||
| ProcessVBProperty | 全サービスプロセス共通のVisiBrokerプロパティ | ○ | ||
| ユーザ認証 | ユーザ認証 | UserAuthentication | ユーザ認証方式 | ○ |
| LDAP設定(LDAPまたはLDAPEX指定時) | LdapClientLib | LDAPクライアントライブラリの種別 | ○ | |
| LdapHost | ホスト名またはIPアドレス | ○ | ||
| LdapPort | ポート番号 | ○ | ||
| UOCライブラリの設定(UOC指定時) | UOCLibrary | UOCライブラリのフルパス | △※1 | |
| ユーザ情報の検索(LDAP指定時) | 検索条件 | LdapPrefixDn | 最初の相対識別名にDocumentBrokerが付与するDNのパス | ○ |
| LdapUserId | ユーザクラスの属性 | △※2 | ||
| 検索オプション | LdapUserTimeout | ユーザ検索時の最大待ち時間 | ○ | |
| LdapUserCase | ユーザ識別子の文字種の制限 | ○ | ||
| ユーザ情報の検索(LDAPEX指定時) | 検索条件 | LdapUserRoot | ノードのDN | ○ |
| LdapUserScope | ユーザ検索時の検索範囲 | ○ | ||
| LdapUserClass | ユーザとして定義するクラスの名称 | △※2 | ||
| LdapUserId | ユーザクラスの属性 | △※2 | ||
| LdapUserFilterLeft | 検索フィルタの「(」(左括弧)および検索フィルタの内容 | ○ | ||
| LdapUserFilterRight | 検索フィルタの「)」(右括弧)および検索フィルタの内容 | ○ | ||
| 検索オプション | LdapUserTimeout | ユーザ検索時の最大待ち時間 | ○ | |
| LdapUserCase | ユーザ識別子の文字種の制限 | ○ | ||
| グループ情報の検索(LDAPまたはLDAPEX指定時) | ディレクトリエントリからの検索 | LdapGroup | グループ識別子のオブジェクトからの検索方法 | ○ |
| LdapGroupRoot | ノードのDN | ○ | ||
| LdapGroupScope | グループ検索時の検索範囲 | ○ | ||
| LdapGroupClass | グループ識別子にするオブジェクトのクラス | △※2 | ||
| LdapGroupId | グループ識別子として利用する属性 | △※2 | ||
| LdapGroupFilterLeft | 検索フィルタの「(」(左括弧)および検索フィルタの内容 | ○ | ||
| LdapGroupFilterRight | 検索フィルタの「)」(右括弧)および検索フィルタの内容 | ○ | ||
| LdapGroupMember | グループに所属しているユーザを記述する属性 | △※2 | ||
| ユーザの属性値からの検索 | LdapGroupFromUserAttr | ユーザの属性値からのディレクトリのノード情報の検索方法 | ○ | |
| LdapGroupIdFromUserAttr | グループ情報が格納されているユーザの属性 | ○ | ||
| LdapGroupIsDnFromUserAttr | ユーザの属性に格納されているグループ情報 | ○ | ||
| LdapGroupIdAttrFromUserAttr | グループ識別子として利用する属性 | ○ | ||
| ユーザのDNからの検索 | LdapGroupFromUserDn | グループ識別子の検索方法 | ○ | |
| LdapGroupIdFromUserDn | グループ識別子として使用する属性名 | ○ | ||
| 検索オプション | LdapGroupTimeout | グループ検索時の最大待ち時間 | ○ | |
| LdapGroupCase | グループ識別子の文字種の制限 | ○ | ||
| ディレクトリサービスに対するバインド方法(LDAPまたはLDAPEX指定時) | ディレクトリサービスに対するバインド方法 | LdapBindUserDN | ディレクトリサービスへのサーババインドに使用するDN | ○ |
| LdapBindPassword | ディレクトリサービスへのサーババインドに使用するパスワード | ○ | ||
| データベース | 接続するデータベースの設定 | DbType | データベースの種別 | × |
| HiRDB | 接続設定 | PdHost | サーバのホスト名 | × |
| PdNamePort | サーバのポート番号 | × | ||
| PdUser | データベースにアクセスするためのDocumentBroker用のユーザ名とパスワード | × | ||
| コネクションプールの設定 | DBConnectionPoolCount | サービスプロセス当たりのDBコネクションプール数 | ○ | |
| DBConnectionPoolDynamic | サービスプロセス当たりの一時コネクションの最大数 | ○ | ||
| DBConnectionPoolTiming | プールするDBコネクション作成のタイミング | ○ | ||
| DBConnectionPoolOver | プールしているDBコネクションがすべて使用中,かつ一時コネクションが最大数に達している場合のアクション | ○ | ||
| DBConnectionScope | DBコネクション割り当て期間 | ○ | ||
| DBConnectionPoolWaitTimeOut | DBコネクション割り当て待ち時間 | ○ | ||
| HiRDB Text Search Plug-inの設定 | PdTSPluginOwner | HiRDB Text Search Plug-inを登録したユーザの認可識別子 | △※3 | |
| アクセスログ | アクセスログの設定 | AcLogUse | アクセスログの取得の有無 | ○ |
| AcLogLevel | アクセスログに出力するアクセスレベル | ○ | ||
| AcLogFileCount | AcLogFileSizeエントリに指定した上限値を超えた場合,切り替えるファイル数 | ○ | ||
| AcLogFileSize | アクセスログファイルのサイズ | ○ | ||
| メタ情報 | 共有メモリの設定 | XdkShmemManage | メタ情報管理用のメモリマップトファイルの確保,解放の方法 | ○ |
| XdkShmemSize | メタ情報管理用に確保するメモリマップトファイルのサイズ | ○ | ||
| ファイル分割転送機能 | データ転送サイズの設定 | FtpBufferSize | データ転送サイズ | ○ |
| 複数の実行環境 | サーバの選択 | SelectServerInMultiServer | 接続するDocumentBrokerサーバ | ○ |
| オブジェクト操作 | VariableArray型のプロパティでの要素のチェック | VArrayElementCheck | プロパティの要素に指定した値のチェックの有無 | ○ |
| オブジェクト操作時のエラーチェックのフラグ | ErrChkFlagOfObjectOperation | オブジェクト操作時に実行するエラーチェック | ○ | |
| オブジェクト操作時の動作のフラグ | EnbFncFlagOfObjectOperation | オブジェクト操作時の動作 | ○ | |
| リファレンスファイル文書の格納 | ReferenceStorageMode | リファレンスファイル文書の格納方式 | ○ | |
| ReferenceDirDivideNum | リファレンスファイル文書を格納するディレクトリ数 | ○ | ||
| BLOBデータ | BLOBデータの設定 | BlobSubstrMode | マルチファイル管理機能を使用する場合のBLOBデータの取得,格納方法 | ○ |
| データサイズの設定 | BlobSubstrThreshold | マルチファイル管理機能を使用する場合に,1回のデータベースへのアクセスで取得,格納するデータサイズ | ○ | |
| BLOBデータの取得先 | BlobGettingMethod | BLOBデータの取得先 | ○ | |
| DocumentBroker Life Cycle Suite | WorkCoordinator連携の設定 | LifeCycleSuiteConnection | WorkCoordinatorとの連携 | ○ |
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