uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド
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3.16.2 ネットワーク上のマシンの共有ディスクでコンテントを管理する場合の設定
ここでは,複数の実行環境を構成するシステムやクラスタリングシステムでリファレンスファイル管理機能を使用する場合に,ネットワーク上のマシンの共有ディスクにコンテントを格納するための設定について説明します。
なお,ネットワーク上のマシンの共有ディスクにコンテントを格納する場合,Windowsのユーザ管理システムと連携したユーザ認証機能は使用できません。
ネットワーク上のマシンの共有ディスクを使用する場合,コンテント格納先ベースパスを,UNC形式のパスで指定してください。
コンテント格納先ベースパスの指定について,次に説明します。
- <この項の構成>
- (1) コンテント格納先ベースパスの指定
(1) コンテント格納先ベースパスの指定
ここでは,UNC形式のパスでコンテント格納先ベースパスを指定するために必要な設定について説明します。
DocumentBrokerサーバとコンテント格納先との接続は,DocumentBrokerサーバを起動した時に確立され,DocumentBrokerサーバの停止時に切断されます。DocumentBrokerサーバを起動する前に次の設定を実施してください。
- コンテント格納先ベースパスのディレクトリの設定
作成したコンテント格納先ベースパスに設定するディレクトリを共有に設定します。
- ネットワークリソース情報ファイルの定義
ネットワークリソース情報ファイルは,UNC形式のパスでコンテント格納先ベースパスを指定するための情報を定義するファイルです。ネットワークリソース情報ファイルには,コンテントが格納されているマシンにログインするためのユーザ名とパスワードを指定します。このため,このファイルのアクセス権限は確実に管理してください。
次の内容を定義します。
- ネットワークリソースへの接続期間
ネットワークリソースへの接続期間を定義します。
- ファイル転送で使用するデータ転送サイズ
DocumentBrokerサーバとファイルシステム間でファイルを転送する際の,データ転送サイズを指定します。
- ネットワークリソースとして使用する共有名
ネットワークリソースとして共有ディスクを使用するマシンのコンピュータ名またはIPアドレスを共有名として指定します。
- 接続ユーザ
ネットワークリソースに接続してコンテントを操作するユーザを定義します。
ネットワークリソース情報ファイルの定義方法については,「4.18 ネットワークリソース情報ファイル(netaccess.ini)」を参照してください。
- サービスを起動するユーザの設定
コントロールパネルの[管理ツール]−[サービス]の[サービス]ダイアログで,サービス[DocumentBroker Server]を選択します。[プロパティ]の[ログオン]タブの[アカウント]をチェックして,Administrators権限を持つユーザを指定します。
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