3.6.1 スケジュール駆動受付でのスケジュールの設定
スケジュール駆動受付を使用して,設定されたスケジュールに従ってイベントを発生させます。
スケジュールの設定には,次の2つがあります。
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コンポーネント開始時にスケジュール処理を開始する設定
スケジュールの処理が開始された時刻から,一定間隔でイベントを発生させます。
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開始時刻を指定してスケジュール処理を開始する設定
指定したスケジュールの開始時刻から,一定間隔でイベントを発生させます。
スケジュール設定は,スケジュール駆動受付定義ファイルで設定します。スケジュール設定に関して設定できる項目については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.15.1 スケジュール駆動受付定義ファイル」を参照してください。
(1) コンポーネント開始時にスケジュール処理を開始する設定
スケジュールの処理が呼び出されたあと,すぐにスケジュールが開始されます。スケジュールの開始後,一定間隔でイベントを発生させます。
スケジュール駆動受付で開始時刻を指定しない場合,デフォルトで周期実行が設定されます。
(2) 開始時刻を指定してスケジュール処理を開始する設定
指定したスケジュールの開始時刻から,一定間隔でイベントを発生させます。
スケジュール開始処理を呼び出した時刻以降,最初のスケジュールの開始時刻に,スケジュールが開始されます。
スケジュールの開始時刻は,スケジュール駆動受付コンフィグファイルで設定します。スケジュール駆動受付コンフィグファイルでの設定については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.18.1 スケジュール駆動受付コンフィグファイル」を参照してください。
なお,スケジュール開始処理を呼び出した時刻は,メッセージ(KDEC84256-I)で確認できます。
スケジュール開始処理を呼び出した時刻によって,スケジュールが開始される日付が異なります。
(a) スケジュール開始処理を呼び出した時刻がスケジュールの開始時刻より前の場合
処理開始の当日にスケジュールが開始し,イベントが発生します。
例えば,スケジュールの開始時刻に「13:00:00」を設定し,イベントの発生間隔に「10分」を指定した処理を呼び出した時刻が「12:55:00」の場合,1回目のイベントはスケジュール開始処理を呼び出した当日の「13:00:00」に発生します。また2回目以降のイベントは,前回のイベント発生時刻からイベントの発生間隔を経て実行されます。
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(b) スケジュール開始処理を呼び出した時刻がスケジュールの開始時刻よりあとの場合
設定した開始時刻の形式によって,スケジュールの開始時刻が異なります。設定した開始時刻の形式とスケジュールの開始時刻の対応を次に示します。
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設定した開始時刻の形式 |
スケジュールの開始時刻 |
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HH:mm:ss |
スケジュール開始処理を呼び出した日の翌日の,指定した時刻に開始されます。 |
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mm |
スケジュール開始処理を呼び出した1時間後の,指定した分(mm)の時刻に開始されます。 |
(凡例)
HH:時間を表します(00〜23)。
mm:分を表します(00〜59)。
ss:秒を表します(00〜59)。
- スケジュールの開始時刻に,時:分:秒(HH:mm:ss)を設定した場合
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スケジュールの開始時刻に「13:00:00」を設定し,イベントの発生間隔に「10分」を指定した処理を呼び出した時刻が「13:05:00」の場合,1回目のイベントはスケジュール開始処理を呼び出した翌日の「13:00:00」に発生します。また2回目以降のイベントは,前回のイベント発生時刻からイベントの発生間隔を経て実行されます。
図3‒56 スケジュール開始処理を呼び出した時刻がスケジュールの開始時刻より前の場合 - スケジュールの開始時刻に,分(mm)を設定した場合
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スケジュールの開始時刻に「30」を設定し,イベントの発生間隔に「10分」を指定した処理を呼び出した時刻が「13:45:00」の場合,1回目のイベントは「14:30:00」に発生します。また2回目以降のイベントは,前回のイベント発生時刻からイベントの発生間隔を経て実行されます。
図3‒57 スケジュールの開始時刻に,分(mm)を設定した場合
(3) スケジュール駆動受付のイベント処理
イベント発生時には,イベント処理が行われます。
イベント処理では,イベント発生時にスケジュール駆動受付の状態を取得して,イベント処理が続行できるかどうかを判断します。イベント処理は,スケジュール駆動受付の状態によって処理が異なります。スケジュール駆動受付の状態とイベント処理の対応を次に示します。
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スケジュール駆動受付の状態 |
イベント処理 |
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active(開始状態) |
イベント処理が続行できると判断されます。タスク情報をタスク情報管理機能に登録します。 なお,現在実行を待機しているタスクの数が,待機できるタスク数の最大数を超えようとした場合については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「7.7.21(7)(b) ビジネスプロセスの処理時に発生する障害」を参照してください。 |
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上記以外(stopping(停止処理中)など) |
イベント処理が続行できないと判断されます。 タスク情報をタスク情報管理機能に登録しないで,イベント処理を終了します。 |