3.21.1 ビジネスプロセス実行コマンド定義ファイル
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
[hostname=IPアドレスまたはホスト名]
[port=ポート番号]
[protocol={http|https}]
[cluster-name=クラスタ名]
[process-name=ビジネスプロセス名]
[bp-operation-name=オペレーション名]
[clientID=クライアント相関ID]
[telegram-filepath=要求電文を記載したファイルのパス]
[exceptionlog-filepath=例外ログの出力先パス]
[exceptionlog-filesize=例外ログの1ファイル当たりの上限サイズ]
[exceptionlog-filenum=例外ログの最大面数]
(2) 機能
ビジネスプロセス実行コマンド(csmexecutebpコマンド)の動作や,例外ログの情報などを設定します。このファイルは設定を省略することもできます。
設定したファイルは,csmexecutebpコマンドの実行時に-fオプションで指定できます。csmexecutebpコマンドについては,「csmexecutebp(ビジネスプロセスの実行)」を参照してください。
- ファイルの編集方法
-
ファイルはJavaのプロパティファイル形式で設定します。使用できる文字コードはUTF-8だけです。
次に示すテンプレートファイルをコピーし,任意のディレクトリに任意のファイル名で保存して編集してください。
- テンプレートファイルの場所
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\msg\templates\csmexecutebp_definition.properties
なお,保存先のディレクトリおよびファイルは,管理者権限のあるユーザがアクセスできることが必要です。
- csmexecutebpコマンドとの関係
-
次の表に示す項目は,ビジネスプロセス実行コマンド定義ファイルとcsmexecutebpコマンドの両方で指定できます。両方に同じ項目が指定された場合は,コマンドの指定が優先されます。
ビジネスプロセス実行コマンド定義ファイルのプロパティ
csmexecutebpコマンドの引数
設定内容
process-name
-processname
ビジネスプロセス名
bp-operation-name
-operation
オペレーション名
telegram-filepath
-telegram
要求電文を記載したファイルのパス
(3) 設定できるプロパティ
(a) 接続先関連
hostname=IPアドレスまたはホスト名 〜<WebサーバのIPアドレスまたはホスト名><<localhost>>
WebサーバのIPアドレスまたはホスト名を指定します。
port=ポート番号 〜<数字>((1−65535))<<80>>
Webサーバのポート番号を指定します。範囲外の値を指定した場合は,csmexecutebpコマンドが異常終了します。
protocol={http|https} 〜<<http>>
Webサーバの受付プロトコルを次のどちらかで指定します。これ以外の値を指定した場合は,csmexecutebpコマンドが異常終了します。
-
http
HTTPで受け付けられます。
-
https
HTTPSで受け付けられます。
cluster-name=クラスタ名 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)>((1−8文字))<<Cluster>>
標準の同期受付(Webサービス)が配備されているHCSCサーバのクラスタ名を指定します。不正な値を指定した場合は,csmexecutebpコマンドが異常終了します。
(b) リクエスト関連
process-name=ビジネスプロセス名 〜<XMLSchemaのNCName定義文字>((1−64バイト))
ビジネスプロセス名を指定します。不正な値を指定した場合は,csmexecutebpコマンドが異常終了します。
サービスアダプタ名を指定した場合の動作は保証しません。
bp-operation-name=オペレーション名 〜<XMLSchemaのNCName定義文字>((1−255バイト))
ビジネスプロセスのオペレーション名を指定します。不正な値を指定した場合は,csmexecutebpコマンドが異常終了します。
clientID=クライアント相関ID 〜<半角英数字,アンダーバー(_),ハイフン(-),ピリオド(.)>((1−255文字))
クライアント相関IDを指定します。指定を省略した場合は,クライアント相関IDは送信されません。不正な値を指定した場合は,csmexecutebpコマンドが異常終了します。
telegram-filepath=要求電文を記載したファイルのパス 〜<文字列(2バイト文字含む)および空白>
ビジネスプロセスへ送信する要求電文が記載されたファイルを絶対パスで指定します。管理者権限のあるユーザがアクセスできるファイルを指定してください。
ディレクトリ区切りは「/」または「\\」を使用してください。
存在しないパスを指定した場合は,csmexecutebpコマンドが異常終了します。
(c) ログ関連
exceptionlog-filepath=例外ログの出力先パス 〜<文字列(2バイト文字含む)および空白><<<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>¥CSC¥log¥msg¥csmexecutebp>>
例外ログの出力先パスを絶対パスで指定します。
ディレクトリ区切りは「/」または「\\」を使用してください。
存在しないディレクトリを指定した場合は,csmexecutebpコマンドが異常終了します。
exceptionlog-filesize=例外ログの1ファイル当たりの上限サイズ 〜<数字>((4096−16777216))<<2097152>>
例外ログの1ファイル当たりの上限サイズをバイト単位で指定します。範囲外の値を指定した場合は,csmexecutebpコマンドが異常終了します。
exceptionlog-filenum=例外ログの最大面数 〜<数字>((1−16))<<4>>
例外ログの最大面数を指定します。範囲外の値を指定した場合は,csmexecutebpコマンドが異常終了します。