2.15.13　HTTP受付の電文自動変換機能

HTTP受付の電文自動変換機能では，次の2つの変換が行われます。

• HTTPクライアントから送信されるContent-Type HTTPリクエストヘッダの値から要求電文の形式を判断して，必要な変換を行う。

• HTTPクライアントから送信されるAccept HTTPリクエストヘッダの値から応答電文の形式を判断して，必要な変換を行う。

要求電文はContent-Typeの内容によって，次の表のとおりに自動変換が行われます。

表2‒77　要求電文の自動変換の内容

項番	Content-Type	変換処理の内容
1	application/json	JSON-XML変換が行われます。
2	application/xml	パススルーモードになります。変換は行われません。
3	上記以外の場合	標準モードで変換が行われます。

応答電文はAcceptの内容によって，次の表のとおりに自動変換が行われます。

表2‒78　応答電文の自動変換の内容

項番	Accept	変換処理の内容
1	application/json	XML-JSON変換が行われます。
2	上記以外の場合	変換は行われません。

HTTP受付の電文自動変換機能は，HTTP受付定義ファイルのhttprecp.telegram-auto-convertプロパティが「true」の場合に有効になります。「false」の場合は無効になります（デフォルトは無効です）。

また，HTTP受付の自動変換機能が有効である場合，次の3つのプロパティの設定値に関係なく，電文の自動変換が行われます。

• httprecp.switchover.pass-through.modeプロパティ

• httprecp.request.switchover.json-transfer-modeプロパティ

• httprecp.response.switchover.json-transfer-modeプロパティ

ただし，HTTP受付ルーティング定義ファイルのproperty要素でオペレーション（HTTPメソッド）ごとに上記プロパティの設定値が指定された場合は，HTTP受付ルーティング定義ファイルの設定が優先されます。

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