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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説


2.15.12 HTTP受付のルーティング機能

HTTP受付のルーティング機能を使用して,ホスト名,URLパターン,およびHTTPメソッド単位でHTTP受付を実行できます。

HTTP受付にHTTP受付ルーティング定義ファイルを設定し,リクエスト処理時に,HTTPリクエストが保持する情報(ホスト名,URLパターン,HTTPメソッド)が,HTTP受付ルーティング定義ファイルに設定した条件と合致した場合,HTTP受付ルーティング定義ファイルに設定した内容でHTTP受付が実行されます。

〈この項の構成〉

(1) HTTP受付のルーティング機能で使用するファイル

HTTP受付のルーティング機能を使用する場合,次の定義ファイルを設定します。

なお,HTTP受付ルーティング定義ファイルを使用した場合,HTTP受付サービス選択定義ファイルは読み込まれません。

(2) HTTP受付のルーティング機能の定義方法

HTTP受付のルーティング機能の定義例を基に,定義方法について説明します。

HTTP受付ルーティング定義ファイルにホスト名,URLパターン,およびHTTPメソッドを条件として設定し,HTTP受付から呼び出すビジネスプロセス,JSON-XML変換,およびパススルーモードを設定する場合の定義例を次に示します。

図2‒151 HTTP受付のルーティング機能の定義例

[図データ]

HTTP受付のルーティング機能は,次の手順で設定します。

  1. 開発環境で,ユーザ定義受付(呼出先選択)にHTTP受付を追加します。

    HTTP受付ルーティング定義ファイルは,HTTP受付の追加時にHTTP受付の独自定義ファイルとして追加されます。

    ユーザ定義受付(呼出先選択)の設定については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編」の「2.5 HTTP受付の定義」を参照してください。

  2. HTTP受付ルーティング定義ファイルを編集して,設定項目を追加します。

  3. HTTP受付定義ファイルのhttprecp.use-routing-definitionプロパティにtrueを設定します。

    注意事項

    プロパティに設定される値は,次の優先順位で適用されます。

    1. HTTP受付ルーティング定義ファイルに設定したプロパティの値

    2. HTTP受付定義ファイルに設定したプロパティの値

    3. HTTP受付定義ファイルに設定するプロパティのデフォルト値