3.3.2 Eclipseセットアップ機能を使用した開発環境の構築
Eclipseセットアップ機能を使用して開発環境を構築します。開発環境を構築する手順を次に示します。この操作は,管理者または管理者特権で実行してください。
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Windowsの[スタート]メニューから,[Cosminexus※]−[Eclipseセットアップ]を選択します。
Eclipseのアーカイブファイルを準備したかどうかを確認するダイアログが表示されます。
- 注※
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プログラムフォルダ名を変更している場合は,変更したプログラムフォルダから選択してください。
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確認ダイアログで,[了解]ボタンをクリックします。
[Eclipseのインストール]ページが表示されます。
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[Eclipseのインストール]ページで,Eclipseのインストールディレクトリおよびアーカイブファイルディレクトリを指定して,[次へ]ボタンをクリックします。
[セットアップの確認]ページが表示されます。
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[セットアップの確認]ページでセットアップ内容を確認して,[実行]ボタンをクリックします。
[進行状況]ページが表示され,セットアップが実行されます。セットアップが完了すると[セットアップの完了]ページが表示されます。
Eclipseセットアップは数分掛かる場合があります。
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[セットアップの完了]ページで,[終了]ボタンをクリックします。
[セットアップ - Eclipseセットアップ]ダイアログが閉じて,Eclipseのセットアップが完了します。
デスクトップにEclipseのショートカットが生成されます。
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Eclipseのインストールディレクトリ内のeclipse.iniファイルをエディタで開き,次のオプションを追加します。
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-vmargsオプション
- ■JDK 11をインストールした環境の場合
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-Xbootclasspath/a:<Service Architectのインストールディレクトリ>\jaxp\lib\csmjaxp.jar;<Service Architectのインストールディレクトリ>\jaxp\lib\csmstax.jar
- ■JDK 17をインストールした環境の場合
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"--add-opens java.base/java.lang=ALL-UNNAMED"
オプション追加後のeclipse.iniファイルの内容の例を次に示します。
■JDK 11をインストールした環境の場合
-vm C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\jdk\bin\javaw.exe :(略) --add-modules=ALL-SYSTEM -Xbootclasspath/a:C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\jaxp\lib\csmjaxp.jar;C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\jaxp\lib\csmstax.jar
■JDK 17をインストールした環境の場合
-vm C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\jdk\bin\javaw.exe :(略) --add-modules=ALL-SYSTEM "--add-opens java.base/java.lang=ALL-UNNAMED"
eclipse.iniファイルのデフォルトの格納先を次に示します。
<Service Architectのインストールディレクトリ>\ADP\IDE\eclipse
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JDK 17をインストールした環境の場合,<Service Architectのインストールディレクトリ>\CSCTE\resources\jdk17に格納されているすべてのjarファイルを,<Service Architectのインストールディレクトリ>\plugins\eclipse\pluginsにコピーして,jarファイルを上書きします。
これで,Eclipse環境が構築できました。
正しくセットアップされたことを確認します。この操作は,管理者または管理者特権で実行してください。
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Eclipseを起動します。
- 参考
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Eclipseの起動時に,次のエラーダイアログが表示される場合は,次に示す内容を確認してください。
図3‒2 Eclipse起動時のエラーダイアログ ■JDK 11をインストールした環境の場合
<Service Architectのインストールディレクトリ>\plugins\eclipse\pluginsに格納されている次に示す2つのファイルが,<Service Architectのインストールディレクトリ>\CSCTE\resources\jdk17に格納されている同名の2つのファイルと,ファイルサイズが異なっていることを確認してください。
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jp.co.Hitachi.soft.cscte_11.6.0.jar
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jp.co.Hitachi.soft.cscte.tools.wsdl.jaxws_11.6.0.jar
もし,ファイルサイズが一致している場合は,次の手順で再度セットアップを実施してください。
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Eclipseをアンセットアップします。
詳細は「6.3.3 Eclipseのアンセットアップ」を参照してください。
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Service Architectをアンインストールします。
詳細は「6.3.4 Service Architectのアンインストール」を参照してください。
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Service Architectをインストールします。
インストール時のJDKバージョンは,JDK 11を選択してください。詳細は「3.2 Service Architectのインストール」を参照してください。
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Eclipseをセットアップします。
詳細は「3.3.1 Eclipseをインストールするための準備」,およびこの項の内容を参照してください。
■JDK 17をインストールした環境の場合
<Service Architectのインストールディレクトリ>\plugins\eclipse\pluginsに格納されている次に示す2つのファイルが,<Service Architectのインストールディレクトリ>\CSCTE\resources\jdk17に格納されている同名の2つのファイルと,ファイルサイズが一致していることを確認してください。
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jp.co.Hitachi.soft.cscte_11.6.0.jar
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jp.co.Hitachi.soft.cscte.tools.wsdl.jaxws_11.6.0.jar
もし,ファイルサイズが異なっている場合は,この項の手順7.に従ってjarファイルを上書きしてください。そのあとで,Eclipseを-cleanオプションを付与して起動してください。-cleanオプションを付与してEclipseを起動するコマンドの入力例を次に示します。
"C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\ADP\IDE\eclipse\eclipse" -clean
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Eclipseのメニューから,[ヘルプ]−[Eclipse IDEについて]−[インストール詳細]を選択し,[Eclipse IDEのインストール詳細]ダイアログを表示します。
HCSC-Definerのバージョン番号が「11.6.0」になっていることを確認します。
- 参考
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- セットアップログの確認方法
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Eclipseセットアップ機能を実行したときのログは,Eclipseのセットアップログに出力されます。セットアップログの確認方法については,「付録D Eclipseセットアップ機能実行時の情報の採取」を参照してください。