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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


6.21.1 ユーザ情報指定ファイル

〈この項の構成〉

(1) 形式

ユーザ情報指定ファイルの指定形式は,コマンドによって次のように異なります。コマンド内でパラメタの指定順序は変更できません。

(2) 機能

ユーザ情報指定ファイルには,コマンドに応じたユーザ情報を記載します。コマンドのオプション「-userinfofile」にファイルパスを指定して実行することで,設定されたユーザ情報を登録または更新できます。

ユーザ情報指定ファイルを指定できるコマンドを次に示します。これらのコマンドについては,「5.4 サービスプラットフォームの運用環境および実行環境で使用するコマンド」にある,該当するコマンドの説明を参照してください。

ユーザ情報指定ファイルの指定規則を次に示します。

(3) ファイルの格納先

任意のファイル名で任意のディレクトリに保存してください。

(4) 設定できるパラメタ

(a) csaftpuseraddコマンドの場合

設定できるパラメタを次に示します。各パラメタの設定方法は,列「該当するコマンドオプション」に示すオプションと同じです。

パラメタ

該当するコマンドオプション

ログインユーザID

-user

ログインパスワード

-pass

課金情報

-account

設定方法については,「csaftpuseradd(FTPアダプタのユーザの登録・更新)」の該当するオプションの記載を参照してください。

なお,ファイル内に同じログインユーザIDが重複して記載されている場合,コマンド実行時にエラーとなります。

(b) csmftpaddusrコマンドの場合

設定できるパラメタを次に示します。各パラメタの設定方法は,列「該当するコマンドオプション」に示すオプションと同じです。

パラメタ

該当するコマンドオプション

ユーザ名

-usr

パスワード

-pass

設定方法については,「csmftpaddusr(FTPインバウンドアダプタのユーザの登録・更新)」の該当するオプションの記載を参照してください。

なお,ファイル内に同じユーザ名が重複して記載されている場合,コマンド実行時にエラーとなります。

(c) csmmailaddusrコマンドの場合

設定できるパラメタを次に示します。各パラメタの設定方法は,列「該当するコマンドオプション」に示すオプションと同じです。

パラメタ

該当するコマンドオプション

ログインユーザ名

-user

ログインパスワード

-pass

設定方法については,「csmmailaddusr(メールアダプタユーザ情報の登録・更新)」の該当するオプションの記載を参照してください。

なお,ファイル内に同じログインユーザ名が重複して記載されている場合,コマンド実行時にエラーとなります。

(d) csakeyaddコマンドの場合

設定できるパラメタを次に示します。各パラメタの設定方法は,列「該当するコマンドオプション」に示すオプションと同じです。

パラメタ

該当するコマンドオプション

秘密鍵のファイルパス

-keyfile

鍵ID

-keyid

秘密鍵のパスフレーズ

-pass

設定方法については,「csakeyadd(公開鍵認証の秘密鍵情報の登録・更新)」の該当するオプションの記載を参照してください。

なお,ファイル内に同じ鍵IDが重複して記載されている場合,コマンド実行時にエラーとなります。

(e) csauseraddコマンドの場合

設定できるパラメタを次に示します。各パラメタの設定方法は,列「該当するコマンドオプション」に示すオプションと同じです。

パラメタ

該当するコマンドオプション

ユーザ名

-user

パスワード

-pass

設定方法については,「csauseradd(パスワード認証のユーザ情報の登録・更新)」の該当するオプションの記載を参照してください。

なお,ファイル内に同じユーザ名が重複して記載されている場合,コマンド実行時にエラーとなります。

(f) csahttpuseraddコマンドの場合

設定できるパラメタを次に示します。各パラメタの設定方法は,列「該当するコマンドオプション」に示すオプションと同じです。

パラメタ

該当するコマンドオプション

ユーザ名

-user

パスワード

-pass

接続先URI

-uri

設定方法については,「csahttpuseradd(HTTPアダプタのベーシック認証で使用するアカウント情報の登録・更新)」の該当するオプションの記載を参照してください。

なお,ファイル内にユーザ名と接続先URIの同じ組み合わせが重複して記載されている場合,コマンド実行時にエラーとなります。

(5) 記述例

csaftpuseraddコマンドの-userinfofileオプションで指定する,ユーザ情報指定ファイルの記述例を次に示します。

user1<タブ文字>pass1
user2<タブ文字>pass2<タブ文字>account2