5.3.8 ビジネスプロセスを開始する
ビジネスプロセスの開始の前提条件と開始方法について次に説明します。
(1) 前提条件
ビジネスプロセスを開始するには,HCSCサーバが起動状態である必要があります。
HCSCサーバの状態の確認方法については,「5.3.16 HCSCサーバの情報を確認する」を参照してください。
(2) 開始方法
ビジネスプロセスを開始する方法を次に示します。
(a) 画面の場合
運用環境の画面を利用してビジネスプロセスを開始する手順を次に示します。
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ツリービュー上で,開始するビジネスプロセスをダブルクリックします。
ダブルクリックしたビジネスプロセスの情報がエディタエリアに表示されます。
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エディタエリアで稼働運用ページを選択します。
手順1で選択したビジネスプロセスの稼働運用に関する情報が表示されます。
ビジネスプロセスの稼働運用ページの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「4.4 稼働運用ページ」を参照してください。
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稼働運用ページに表示された内容を確認し,[開始]ボタンをクリックします。
ビジネスプロセスの開始を確認するダイアログが表示されます。
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ダイアログに表示された内容を確認し,[OK]ボタンをクリックします。
ビジネスプロセスの開始処理が開始されます。開始処理中のログはコンソールビューに出力されます。
[キャンセル]ボタンをクリックした場合は,開始処理を実行しないで稼働運用ページに戻ります。
ビジネスプロセスの開始処理が完了すると,実行結果を示すダイアログが表示されます。
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実行結果を示すダイアログを確認します。
- 開始処理が成功した場合
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[OK]ボタンをクリックして,稼働運用ページに戻ります。
稼働運用ページでは,ビジネスプロセスの稼働状態が「開始状態」になります。また,[開始]ボタンが非活性化し,[停止]ボタンが活性化します。
- 開始処理が失敗した場合
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ダイアログにエラーの内容が表示されます。詳細情報に表示されるメッセージIDを参照して対処してください。
(b) コマンドの場合
ビジネスプロセスを開始するには,運用環境でcsccompostartコマンドまたはcscutilコマンドを実行します。
csccompostartコマンドおよびcscutilコマンドは,次の場合に使用します。
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csccompostartコマンド
該当するリポジトリが存在する運用環境で,ビジネスプロセスを開始する場合。
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cscutilコマンド
該当するリポジトリがなく,cscutilコマンドが使用できる環境(例えば,JP1で直接運用している実行環境)でビジネスプロセスを開始する場合。
それぞれのコマンドの実行方法を次に説明します。
- ●csccompostartコマンドの場合
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運用環境でcsccompostartコマンドを実行します。
csccompostartコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompostart(HCSCコンポーネントの開始)」を参照してください。
csccompostartコマンドの実行形式を次に示します。
- クラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているビジネスプロセスを一括して開始する場合(クラスタ単位)
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クラスタ名と-allオプションを指定して実行します。
-clusterオプションで指定したクラスタ内のすべてのHCSCサーバに配備されているビジネスプロセスが一括して開始されます(開始されていないサービスアダプタおよびユーザ定義受付も同時にすべて開始されます)。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -all
サービスアダプタおよびユーザ定義受付を開始しないでビジネスプロセスだけを開始する場合は,ビジネスプロセスのサービスIDを指定します。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -cluster <クラスタ名> -name <ビジネスプロセスのサービスID>
- HCSCサーバに配備されているビジネスプロセスを一括して開始する場合(HCSCサーバ単位)
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HCSCサーバ名と-allオプションを指定して実行します。
-cscオプションで指定したHCSCサーバに配備されているビジネスプロセスが開始されます(開始されていないサービスアダプタおよびユーザ定義受付も同時にすべて開始されます)。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -all
サービスアダプタおよびユーザ定義受付を開始しないでビジネスプロセスだけを開始する場合は,ビジネスプロセスのサービスIDを指定します。
csccompostart -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> -name <ビジネスプロセスのサービスID>
- ●cscutilコマンドの場合
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運用環境でcscutilコマンドを実行します。-targetオプションにcompoを,また-operationオプションにstartを指定します。
cscutilコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscutil(各種操作)」を参照してください。
cscutilコマンドの実行形式は,プロパティ定義ファイルを使用するかどうかによって異なります。
- プロパティ定義ファイルを使用しない場合
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-propsオプションにビジネスプロセスのサービスID,HCSCサーバ名,J2EEサーバ名および種別を指定します。
cscutil -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -mng <Manager名> -target compo -operation start -props "AdapterName=<ビジネスプロセスのサービスID>, CSCSrvName=<HCSCサーバ名>, J2EESrvName=<J2EEサーバ名>, ServiceKind=bp"
cscutilコマンドに指定するManager名,ビジネスプロセスのサービスID,HCSCサーバ名およびJ2EEサーバ名は,cscreplsコマンドで確認できます。cscreplsコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscrepls(リポジトリ情報の表示)」を参照してください。
- プロパティ定義ファイルを使用する場合
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-propfileオプションにプロパティ定義ファイル名を指定します。プロパティ定義ファイルは,J2SEのプロパティファイル形式であらかじめ作成しておく必要があります。
cscutil -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -mng <Manager名> -target compo -operation start -propfile <プロパティ定義ファイル名>