4.3.1 インポート方法
次のコマンドを入力します。ここには必須のオプションだけを記載しています。
cscrepctl -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -import <ファイル名>
インポートする場合は,リポジトリに設定したディレクトリ以下のディレクトリおよびファイルを参照していないことを必ず確認してから,cscrepctlコマンドを実行してください。
cscrepctlコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「cscrepctl(インポート/エクスポート)」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) インポートの種類
インポートには,次の2つの方法があります。
- 標準インポート
-
通常は,標準インポートを使用します。現在の運用環境のHCSCサーバ構成情報に,ZIPファイル形式で保存されたリポジトリ情報をインポートします。インポート前のリポジトリの情報は破棄されます。
現在の運用環境のリポジトリ情報とインポートするリポジトリ情報で,HCSCサーバの構成情報が同じかどうかをチェックしたい場合は,cscrepctlコマンドに-checkオプションを指定します。
- コンポーネントインポート
-
指定したリポジトリZIPファイルのHCSCコンポーネントを運用環境のリポジトリに追加したい場合に使用します。インポート前に存在しているHCSCコンポーネントは残されます。コンポーネントインポートを行う場合は,cscrepctlコマンドに-compoオプションを指定します。
コンポーネントインポートの詳細は,「4.6 コンポーネント単位でのリポジトリの追加,更新,および削除」を参照してください。
(2) リポジトリ情報の展開方法
ZIPファイル形式で保存されたリポジトリ情報のうち,リポジトリへの展開内容は,次の2とおりから選択できます。
(3) インポート時の制限事項
次のどれかに該当する場合,リポジトリ情報はインポートできません。
-
HCSCサーバがセットアップされていない場合(標準インポートのとき)
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現在の運用環境のリポジトリ情報と,インポートするリポジトリ情報で,HCSCサーバの構成が異なる場合
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現在配備されているビジネスプロセスやサービスアダプタが,インポートするリポジトリ情報では削除されている場合
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現在配備されているビジネスプロセスやサービスアダプタが,インポートするリポジトリ情報では情報が更新されている場合
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現在の運用環境のリポジトリ情報と,インポートするリポジトリ情報で,データベースおよびReliable Messagingを使用するかどうかの設定が異なる場合※
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現在の運用環境のリポジトリ情報と,インポートするリポジトリ情報のSOAPモードが異なる場合
3.および4.の場合は,該当するビジネスプロセスやサービスアダプタを実行環境から削除したあと,リポジトリをインポートしてください。
- 注※
-
現在の運用環境のリポジトリ情報と,インポートするリポジトリ情報で,データベースおよびReliable Messagingを使用するかの設定が異なる場合でも,一部の場合についてはインポートできます。インポートできる場合とできない場合の設定を次の表に示します。
表4‒2 インポートできる場合とできない場合の設定 インポートするリポジトリ情報での設定
現在の運用環境のリポジトリ情報での設定
データベースとReliable Messagingの両方を使用する
データベースを使用してReliable Messagingを使用しない
データベースとReliable Messagingの両方を使用しない
データベースとReliable Messagingの両方を使用する
○
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×
データベースを使用してReliable Messagingを使用しない
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○
×
データベースとReliable Messagingの両方を使用しない
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○
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