付録N.3 注意事項
選択構成の機能拡張を使用する場合の注意事項について説明します。
(1) マッピング先にサイズ0要素を使用する場合について
マッピング先にサイズ0要素を使用する場合,サイズ0要素には空ノードをマッピングしてください。データ変換時に空ノード以外の値がマッピングされた場合は,エラー(KDEC40477-E)が発生します。また,何もマッピングされなかった場合もエラー(KDEC40436-E)が発生します。
マッピング定義の例を次に示します。
(2) CSV形式のセパレータとの併用について
祖先ノードのセパレータ形式に[CSV]を選択した場合,サイズ0要素の選択構成は定義できません。サイズ0要素の選択構成を定義しようとした場合,動作は保障できません。
(3) サイズ0要素が出現回数の設定によって繰り返し出現する場合について
次に示す条件がすべて当てはまる場合,データ変換時にエラーとなります。
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サイズ0要素が入力データの末尾に存在する。
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1.の条件のサイズ0要素の祖先ノードで,出現回数の設定が次のどちらかである。
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2回以上の範囲指定
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データの終端まで(データの省略不可)
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選択構成で1.の条件のサイズ0要素が選択される。
上記の条件でエラーとなった場合,次のエラーメッセージが出力されます。
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出現回数の設定が2回以上の範囲指定:KDEC40702-E
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出現回数の設定がデータの終端まで(データの省略不可):KDEC40454-E
エラーになるバイナリフォーマット定義の例を次に示します。