Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)


17.6.1 Java OTSが出力するメッセージの形式

〈この項の構成〉

(1) メッセージの記述形式

ここでは,メッセージの記述形式を説明します。

注※

TPBrokerだけに発生する例外の場合,またはTPBroker特有の情報がある例外の場合に記述しています。

(2) 例外

TPBrokerは,自分自身で発生させたCORBA SystemException (org.omg.CORBA.SystemException),またはCORBA標準仕様のUser Exception(org.omg.CORBA.UserException)にエラーの説明を組み込みます。ORBおよびサーバ側で発生したCORBA SystemExceptionには詳細情報が提供されません。詳細情報を得るには,次の例のようにコーディングしてorg.omg.CORBA.SystemException.toString()を呼び出してください。

  try{
       current.begin();
  } catch(org.omg.CORBA.SystemException e) {
       System.out.println("Exception Catch:" + e);
  }

形式は,各CORBA SystemExceptionで定義されています。

- org.omg.CORBA.BAD_PARAM

不正なパラメタが指定されています。

(3) メッセージの出力先

メッセージの出力先は,標準出力および標準エラー出力です。標準エラー出力には,メモリ不足など,例外を発生させられない場合にメッセージが出力されます。