17.6.1 Java OTSが出力するメッセージの形式
- 〈この項の構成〉
(1) メッセージの記述形式
ここでは,メッセージの記述形式を説明します。
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メッセージID
メッセージテキスト
説明
- [内容]
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例外の意味を示します。
- [システムの処理]
-
メッセージが出力されたあとに,システムが実行する主な処理を示します。
- [対策]
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メッセージ確認時のTPBroker管理者の処置を示します。
TPBrokerの場合※
- [内容]
-
例外の意味を示します。
- [システムの処理]
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システムがメッセージを出力したあとにする主な処理を示します。
- [対策]
-
メッセージ確認時のTPBroker管理者の処置を示します。
- 注※
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TPBrokerだけに発生する例外の場合,またはTPBroker特有の情報がある例外の場合に記述しています。
(2) 例外
TPBrokerは,自分自身で発生させたCORBA SystemException (org.omg.CORBA.SystemException),またはCORBA標準仕様のUser Exception(org.omg.CORBA.UserException)にエラーの説明を組み込みます。ORBおよびサーバ側で発生したCORBA SystemExceptionには詳細情報が提供されません。詳細情報を得るには,次の例のようにコーディングしてorg.omg.CORBA.SystemException.toString()を呼び出してください。
try{ current.begin(); } catch(org.omg.CORBA.SystemException e) { System.out.println("Exception Catch:" + e); }
形式は,各CORBA SystemExceptionで定義されています。
- 例
- org.omg.CORBA.BAD_PARAM
不正なパラメタが指定されています。
(3) メッセージの出力先
メッセージの出力先は,標準出力および標準エラー出力です。標準エラー出力には,メモリ不足など,例外を発生させられない場合にメッセージが出力されます。