15.2 KEUCで始まるメッセージ
構築済み実行環境の切り替えで出力されるKEUC00001からKEUC09999までのメッセージについて説明します。
-
KEUC00001-I (C)
The cosmienv aa....aa command will now start.
aa....aa:-s,-d,-r,または-l
- 説明
-
cosmienv aa....aaコマンドを開始します。
-
KEUC00002-I (C)
The cosmienv aa....aa command ended successfully.
aa....aa:-s,-d,-r,または-l
- 説明
-
cosmienv aa....aa コマンドが正常に終了しました。
-
KEUC00003-E (C)
Execution of the cosmienv aa....aa command failed. (code = bb....bb[, cc....cc])
aa....aa:-s,-d,-r,または-l
bb....bb:リターンコード
cc....cc:保守コード
- 説明
-
cosmienv aa....aaコマンドが失敗しました。
- 対処
-
メッセージに出力されているリターンコードを確認して,対処してください。なお,リターンコードが143の場合,保守コードもあわせて表示されます。
リターンコードと対処については,次の表を参照してください。
表15‒1 リターンコードと対処 リターンコード
意味
対処
0
正常終了
−
128
異常終了
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
129
退避・回復の基になる情報の不正
130
退避・回復の後処理で障害発生
131
退避・回復用の情報の不正
インストールしている製品のバージョンが,構築済み実行環境の切り替えに対応しているバージョンかどうかを確認してください。
それでも解決しない場合は,出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
133
ディスクアクセスエラー
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
135
ファイルオープンエラー
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
138
引数指定の不正
コマンドのシンタックスを確認してください。
139
未サポート機能の要求
インストールしている製品を確認してください。
140
コマンドの二重実行要求
コマンドが実行中でないかを確認してください。
141
稼働環境の不正
回復機能を実行する前に,次の内容を確認してください。
-
アプリケーションサーバがアンインストールされていること
-
インストール先に不要なファイルが残っていないこと
142
実行権限なし
コマンド発行時の権限を確認してください。
143
構成ソフトウェアの処理で障害発生
メッセージに表示された構成ソフトウェアの保守コード(bb....bb[,cc....cc]のcc....cc)を確認してください。保守コードについては,次の表を参照してください。
なお,障害が発生した構成ソフトウェアについては,cosmienvコマンドのログで確認します。
表15‒2 構成ソフトウェアの保守コード 構成ソフトウェア
保守コード
意味
対処
Component Container
145
HNTRLibのインストールに失敗
Component Containerを再インストールしてください。
146
退避に失敗
次のどちらかの方法で対処してください。
-
指定した退避先のディレクトリを作成する。
-
存在するディレクトリパスを指定する。
147
異常終了
/opt/Cosminexus/env/log以下のファイルを採取して,保守員に連絡してください。
Component Transaction Monitor
129
退避・回復の基になる情報の不正
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
130
退避・回復の後処理エラー
131
退避・回復用の情報の不正
138
引数指定の不正
142
実行ユーザの不正
rootで実行しているかどうかを確認してください。
146
退避先のディレクトリが存在しない
次のどちらかの方法で対処してください。
-
指定した退避先のディレクトリを作成する。
-
存在するディレクトリパスを指定する。
147
そのほかのエラー
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
148
ファイル・ディレクトリの削除の失敗
Developer's Kit for Java
131
退避・削除用の情報の不正
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
138
引数指定の不正
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
144
回復に失敗
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
145
/opt/Cosminexus/jdkがシンボリックリンクファイル
/opt/Cosminexus/jdkがシンボリックリンクファイルの場合はサポートしていません。実体のファイルを置いてください。
146
そのほかのエラー
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
Performance Tracer
129
退避・回復の基になる情報の不正
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
130
退避・回復の後処理エラー
131
退避・回復用の情報の不正
138
引数指定の不正
142
実行ユーザの不正
rootで実行しているかどうかを確認してください。
145
HccLibのインストールに失敗
再インストールしてください。
146
退避先のディレクトリが存在しない
次のどちらかの方法で対処してください。
-
指定した退避先のディレクトリを作成する。
-
存在するディレクトリパスを指定する。
147
そのほかのエラー
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
148
ファイル・ディレクトリの削除の失敗
Reliable Messaging
129
退避・回復の基になる情報の不正
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
130
退避・回復の後処理で障害発生
144
HNTRLib2のインストールに失敗
再インストールしてください。
145
退避先のディレクトリが存在しない
次のどちらかの方法で対処してください。
-
指定した退避先のディレクトリを作成する。
-
存在するディレクトリパスを指定する。
146
そのほかのエラー
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
TPBroker
129
退避・回復の基になる情報の不正
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
130
退避・回復の後処理で障害発生
131
退避・回復用の情報の不正
133
ディスクアクセスエラー
135
ファイルオープンエラー
144
HCCLibのインストールに失敗
TPBrokerを再インストールしてください。
145
HNTRLib2のインストールに失敗
146
退避に失敗
次のどちらかの方法で対処してください。
-
指定した退避先のディレクトリを作成する。
-
存在するディレクトリパスを指定する。
147
PPインストーラ情報の取得・設定に失敗
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
Web Services - Security
129
退避・回復の基になる情報の不正
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
130
退避・回復の後処理で障害発生
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
131
退避・回復用の情報の不正
138
引数指定の不正
146
退避に失敗
次のどちらかの方法で対処してください。
-
指定した退避先のディレクトリを作成する。
-
存在するディレクトリパスを指定する。
147
そのほかのエラー
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
148
ファイル・ディレクトリの削除の失敗
XML Processor
128
異常終了
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
138
引数指定の不正
コマンドの引数を確認して,再度実行してください。
144
退避に失敗
次の手順で対処してください。
-
指定した退避先のディレクトリを作成する。または存在するディレクトリパスを指定する。
-
XML Processorの使用を終了する。
145
HNTRLib2のインストールに失敗
XML Processorを再インストールしてください。
HTTP Server
128
異常終了
出力メッセージとログを取得して,保守員に連絡してください。
138
引数指定の不正
144
退避に失敗
次のどちらかの方法で対処してください。
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指定した退避先のディレクトリを作成する。
-
存在するディレクトリパスを指定する。
-
-
KEUC00004-I (C)
Command usage: cosmienv <options> [-I<identifier>] [-P<save-path>] [-f]
<options>:
-s - saves the Cosminexus environment
-d - deletes the saved Cosminexus environment
-r - restores the saved Cosminexus environment
-l - lists the saved Cosminexus environment
-h - displays this help information
<identifier>:
Specify a unique identifier to distinguish the Cosminexus environment to be saved.
Use a maximum of 20 alphanumeric characters.
This identifier must be specified when the -s,-d, or -r option is used.
<save-path>:
Specify the full path of the Cosminexus environment to be saved.
You cannot specify a 1-byte space, 2-byte space, or tab character in a path name.
The save destination of the Cosminexus environment becomes <save-path>/<identifier>.
This save path must be specified when the -s option is used.
<-f>:
When the -r option is specified, specify the -f option to force restoration of the Cosminexus environment.
If the -f option is specified, the Cosminexus environment will be restored even if there are files remaining in the Cosminexus installation directory.
If the -f option is not specified, the Cosminexus environment will not be restored if there are files remaining in the Cosminexus installation directory.
The -f option is ignored if it is specified with any option other than the -r option.
- 説明
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cosmienvコマンドの使用方法です。
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KEUC00005-E (C)
To save, restore, or delete the Cosminexus system environment, use the cosmienv command.
- 説明
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アプリケーションサーバのシステム環境の退避,回復,または削除の操作方法に誤りがあります。
- 対処
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アプリケーションサーバのシステム環境を退避,回復,および削除する場合は,cosmienvコマンドを使用してください。
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KEUC00006-E (C)
Command usage: cosmienv <options> [-I<identifier>] [-P<save-path>] [-f]
- 説明
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cosmienvコマンドの使用方法に誤りがあります。
- 対処
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cosmienvコマンドの引数の指定方法に誤りがないかどうかを確認してください。
引数の指定方法に誤りがない場合は,「echo $?」を実行してcosmienvコマンドのリターンコードを取得して,リターンコードに対する対処を実施してください。
cosmienvコマンドのリターンコードについては,「KEUC00003-E」を参照してください。