15.1 メッセージの記述形式
この章でのメッセージの記述形式を次に示します。
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KEUCnnnnn-Y (Z)
メッセージテキスト
可変値に関する説明
- 説明
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メッセージテキストに対する補足説明
- 対処
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ユーザが実施する対処
なお,「可変値に関する説明」,「説明」および「対処」はメッセージによって記述しないものもあります。
次に,各項目について説明します。
- KEUCnnnnn
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メッセージIDを表します。
メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。
- KEUC
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構築済み実行環境の切り替えで出力されるメッセージのプリフィックスを示します。
- nnnnn
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構築済み実行環境の切り替えで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5けたの固有の番号が付いています。
- Y
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メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。
メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。
- E(Error)
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エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。
- W(Warning)
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警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
- I(Information)
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システムの動作を通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
- Q(Question)
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出力したメッセージに対して,ユーザの応答を通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,ユーザの応答を待ちます。
- R(Request)
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出力メッセージに対するユーザからの応答を待っていることを通知するメッセージです。
- (Z)
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メッセージの出力先を表します。出力先は英字1文字で示します。
出力先を示す文字とその意味を次に示します。
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C:コンソールに出力されます。
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F:ログファイルに出力されます。
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L:イベントログに出力されます。
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M:Log Monitorの画面に出力されます。
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S:syslogに出力されます(UNIXの場合)。
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W:Management Serverの画面に出力されます。
- 注意事項
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メッセージの出力先は,マニュアル内で使用する付加情報です。
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- メッセージテキスト
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構築済み実行環境の切り替えで出力されるメッセージテキストを表します。
なお,メッセージテキスト中の可変値(メッセージが出力される状況によって変わる値)は「xx....xx」(xxは英小文字)の形式で示します。
- 可変値に関する説明
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メッセージテキスト中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。
- (例)
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aa....aa:ファイル名
bb....bb:アプリケーション名
- 説明
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メッセージが通知された要因やメッセージを出力した構成ソフトウェアの動作など,メッセージに対する補足説明を示します。
- 対処
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ユーザが実施する対処を表します。なお,対処方法の「保守員に連絡してください」とは,購入時の契約に基づいて,システム管理者が弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。