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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド


付録A.4 JAX-WSエンジンを利用したApplication Serverを09-70以前から09-87以降にバージョンアップする場合

ここでは,JAX-WSエンジンを利用したApplication Serverを09-70以前から09-87以降にバージョンアップインストールする場合の注意事項を説明します。

〈この項の構成〉

(1) cjaptコマンドの廃止

JAX-WS機能のcjaptコマンドは使用できません。JAX-WS 2.2仕様に対応したWebサービス実装クラスをコンパイルする場合,javacコマンドを使用してください。javacコマンドについては,JDKのドキュメントを参照してください。

(2) cjwsgenコマンドの廃止およびhwsgenコマンドの追加

JAX-WS機能のcjwsgenコマンドは使用できません。コンパイルしたWebサービス実装クラスに対して事前にエラーチェックをする場合,hwsgenコマンドを使用してください。hwsgenコマンドに指定できるオプションは09-70のcjwsgenコマンドと同じです。ただし,cjwsgenコマンドの-soapオプションおよび-soap12bindingオプションは使用できません。また,動作定義ファイルに設定するcjwsgenコマンドの定義はhwsgenコマンドでは無効となり,hwsgenコマンドではログを出力しません。hwsgenコマンドについては,「14.1.2 hwsgenコマンド」を参照してください。

(3) java.activationモジュールを使用するアプリケーションのコンパイル

Java SEが提供していたjava.activationモジュールに含まれるAPIを使用するアプリケーションをコンパイルする場合は,次のライブラリをクラスパスに追加してコンパイルしてください。

<Cosminexusインストールディレクトリ>\jdk\lib\hcompatlib\hjdk.act.jar

このライブラリは,コンパイル以外の用途では使用しないでください。