付録A.4 JAX-WSエンジンを利用したApplication Serverを09-70以前から09-87以降にバージョンアップする場合
ここでは,JAX-WSエンジンを利用したApplication Serverを09-70以前から09-87以降にバージョンアップインストールする場合の注意事項を説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) cjaptコマンドの廃止
JAX-WS機能のcjaptコマンドは使用できません。JAX-WS 2.2仕様に対応したWebサービス実装クラスをコンパイルする場合,javacコマンドを使用してください。javacコマンドについては,JDKのドキュメントを参照してください。
(2) cjwsgenコマンドの廃止およびhwsgenコマンドの追加
JAX-WS機能のcjwsgenコマンドは使用できません。コンパイルしたWebサービス実装クラスに対して事前にエラーチェックをする場合,hwsgenコマンドを使用してください。hwsgenコマンドに指定できるオプションは09-70のcjwsgenコマンドと同じです。ただし,cjwsgenコマンドの-soapオプションおよび-soap12bindingオプションは使用できません。また,動作定義ファイルに設定するcjwsgenコマンドの定義はhwsgenコマンドでは無効となり,hwsgenコマンドではログを出力しません。hwsgenコマンドについては,「14.1.2 hwsgenコマンド」を参照してください。
(3) java.activationモジュールを使用するアプリケーションのコンパイル
Java SEが提供していたjava.activationモジュールに含まれるAPIを使用するアプリケーションをコンパイルする場合は,次のライブラリをクラスパスに追加してコンパイルしてください。
<Cosminexusインストールディレクトリ>\jdk\lib\hcompatlib\hjdk.act.jar
このライブラリは,コンパイル以外の用途では使用しないでください。