35.5.1 サービスクラスを生成する
cjwsimportコマンドを実行すると,サービスクラスなどWebサービスクライアントの開発に必要なJavaソースが生成されます。cjwsimportコマンドについては,「14.1.1 cjwsimportコマンド」を参照してください。
Webサービスの開発と同じ環境で,Webサービスクライアントを開発する場合の実行例を次に示します。
> cd c:\temp\jaxws\works\wsrm\client\ > mkdir src\ > mkdir classes\ > "%COSMINEXUS_HOME%\jaxws\bin\cjwsimport.bat" -s src -d classes ..\server\WEB-INF\wsdl\input.wsdl
Webサービスの開発と異なる環境で,Webサービスクライアントを開発する場合の実行例を次に示します。
> cd c:\temp\jaxws\works\wsrm\client\ > mkdir src\ > mkdir classes\ > "%COSMINEXUS_HOME%\jaxws\bin\cjwsimport.bat" -s src -d classes http://webhost:8085/wsrm/TestJaxWsService?wsdl
正常に終了すると,c:\temp\jaxws\works\wsrm\client\src\com\example\sample\ディレクトリにJavaソースが生成されます。com\example\sample\(パッケージに対応するディレクトリパス)は,名前空間URIの記述によって変わります。名前空間URIとパッケージとのマッピングについては,「15.1.1 名前空間からパッケージ名へのマッピング」を参照してください。
生成物の一覧を次の表に示します。
ファイル名 |
説明 |
---|---|
JaxWsTest1.java |
WSDL定義の「要求メッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラスです。 |
JaxWsTest1Response.java |
WSDL定義の「応答メッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラスです。 |
ObjectFactory.java |
JAXB 2.2仕様のObjectFactoryクラスです。 |
package-info.java |
package-info.javaファイルです。 |
TestJaxWs.java |
TestJaxWsポートタイプに対応するSEIです。 |
TestJaxWsService.java |
サービスクラスです。 |
UserDefinedFault.java |
WSDL定義の「フォルトメッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラスです。 |
UserDefinedException.java |
フォルトbeanのラッパ例外クラスです。 |
ファイル名のJaxWsTest1,TestJaxWs,およびTestJaxWsServiceは,オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名の記述によって変わります。オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名とJavaソースとのマッピングについては,次の個所を参照してください。