35.3.3 SEIを生成する
cjwsimportコマンドを実行すると,SEIなど,Webサービスの開発に必要なJavaソースが生成されます。cjwsimportコマンドについては,「14.1.1 cjwsimportコマンド」を参照してください。
cjwsimportコマンドの実行例を次に示します。
> cd c:\temp\jaxws\works\wsrm\server\ > mkdir src\ > mkdir WEB-INF\classes\ > "%COSMINEXUS_HOME%\jaxws\bin\cjwsimport.bat" -generateService -s src -d WEB-INF\classes WEB-INF\wsdl\input.wsdl
cjwsimportコマンドが正常に終了すると,c:\temp\jaxws\works\wsrm\server\src\com\example\sample\ディレクトリに,Javaソースが生成されます。com\example\sample\(パッケージに対応するディレクトリパス)は,名前空間URIの記述によって変わります。名前空間URIとパッケージとのマッピングについては,「15.1.1 名前空間からパッケージ名へのマッピング」を参照してください。
生成物の一覧を次の表に示します。
ファイル名 |
説明 |
---|---|
JaxWsTest1.java |
WSDL定義の「要求メッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラスです。 |
JaxWsTest1Response.java |
WSDL定義の「応答メッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラスです。 |
ObjectFactory.java |
JAXB 2.2仕様のObjectFactoryクラスです。 |
package-info.java |
package-info.javaファイルです。 |
TestJaxWs.java |
TestJaxWsポートタイプに対応するSEIです。 |
TestJaxWsImpl.java |
TestJaxWsポートタイプに対応するスケルトンクラスです。 |
UserDefinedFault.java |
WSDL定義の「フォルトメッセージのwrapper要素が参照する型」に対応するJavaBeanクラス(フォルトbean)です。 |
UserDefinedException.java |
フォルトbeanのラッパ例外クラスです。 |
ファイル名のJaxWsTest1,TestJaxWs,およびTestJaxWsImplは,オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名の記述によって変わります。オペレーションのローカル名,ポートタイプのローカル名,およびサービスのローカル名とJavaソースとのマッピングについては,「15. WSDLからJavaへのマッピング」を参照してください。