25.14 MultivaluedMapImplクラスのコンストラクタおよびメソッド仕様と注意事項
MultivaluedMapImplクラスは,javax.ws.rs.core.MultivaluedMapインタフェースの実装クラスです。MultivaluedMapImplクラスのメソッドの仕様についてはJAX-RS APIのドキュメントを参照してください。
ここでは,MultivaluedMapImplクラスのコンストラクタおよびメソッドを利用する場合の注意事項について説明します。
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MultivaluedMapImplクラスはスレッドセーフではありません。
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MultivaluedMapImplクラスは簡易的な実装クラスであり,最小限の機能だけを提供しています。javax.ws.rs.core.MultivaluedMapインタフェースのaddメソッド,getFirstメソッド,およびputSingleメソッドだけを使用できます。
java.util.Mapインタフェースのほかのメソッド(putメソッドやremoveメソッドなど)は呼び出すことができません。addメソッド,getFirstメソッド,およびputSingleメソッド以外のメソッドを使用した場合,JAX-RSエンジンの動作は保証されません。
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MultivaluedMapImplクラスの機能が不足している場合は,javax.ws.rs.core.MultivaluedMapインタフェースを実装したクラスを個別に作成してください。
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add(String key, String value)メソッド,およびputSingle(String key, String value)メソッドでvalueパラメタにnullが指定された場合,nullの代わりに空の文字列("")が値として追加されます。